びほろ笑顔プロジェクト

おいしさを丸ごと凝縮した
美幌の豚醤

　美幌町はもともと農業の街。自然豊かですが、特産品がなく、将来のため新たな特産品を作る必要がありました。そこで、商工会議所の呼びかけで、新たな特産品を作るプロジェクトがスタート。地元高校生が規格外の野菜を飼料として利用する取り組みを始め、お互いが協力する形でプロジェクトに取り組みました。

　注目したのは、規格外の野菜で育った豚。平安時代に生まれた、醤油のルーツでもある調味料が、魚や肉を塩漬けにした醤（ひしお）の副産物であることをヒントに、美幌の豚を加工して調味料ができないかと考えたのです。

　試作を繰り返し、開発に約3年かかってしまいましたが、ようやく「美幌豚醤まるまんま」ができました。醤油というよりはうまみを凝縮した調味料で、料理の味付けに利用するのがオススメです。現在はレシピコンテストなどを開催し、美幌豚醤のおいしい食べ方を探求するとともに、広く豚醤を知っていただく活動をしています。

　北海道内であれば、大手の百貨店での取り扱いが予定されていますが、全国展開は正直まだまだ。これからは販路を広げる活動に力を入れていきたいと思います。

美幌豚醤まるまんま