地産地消プロジェクト～ご当地グルメ、土産品開発事業～

見た目に美しく、味わい深い西尾抹茶

　西尾市はうなぎやえびの産業が盛んですが、今回は地域ブランドでもある抹茶に注目しました。一般的な抹茶は光や熱によって退色しますが、地元企業松鶴園が開発した抹茶は独自製法で退色に強く、鮮やかなグリーンを保持します。着色料や添加物は一切使わないのもポイントです。

　添加物を使わないことで、抹茶本来の風味が味わえるとともに、様々な商品への活用も期待できます。一般的に、抹茶を使った焼き菓子などは、焼く時の熱でグリーンが薄くなってしまいます。この抹茶を使うことで、天然の緑色をそのまま残し、鮮やかな色のお菓子を製造することができます。飲料商品に使用しても、店頭陳列時の光によって退色することがありません。市内唯一の酒造メーカー・山崎では、この抹茶を使ってノンアルコール甘酒の抹茶甘酒を開発しました。

　甘酒は、ブドウ糖やビタミン、アミノ酸などの栄養素を多く含み、疲労回復や免疫力の向上が期待されています。そこに抹茶を加えることで、抹茶の香りやほどよい苦みが、味わい深い新たな甘酒を生み出しました。今後は、独自技術を活かした西尾の抹茶を、全国にアピールできたらと考えています。

抹茶ロール