自動車・家電サプライヤーによる自社商品の開発

金属加工の技術の粋を見せる

　燕市には金属加工を得意とする多くの部品メーカが操業しております。これらの部品メーカは、大企業から依頼されて部品を製造・納品していますが、コストの安い海外製品に押されて売上は厳しい状況です。今回のプロジェクトの目的は、単なる部品メーカとしてではなく、自社製品を持つことで収益の落ち込んだ部分を補完しようとする取り組みとなります。

　今回のブースの目玉は、キッチン流し台です。これは2013年12月に完成したばかり。イベントなど試食・試飲が必要な展示ブースで、困る事の一つは水道がないということです。しかし、電動ポンプのコンセントさえあれば、この流し台で給水ができます。しかも、組み立てはドライバーやビスを必要としないはめ込み式。慣れてしまえば、女性スタッフ一人でも作ることも可能で、非常災害時にも役立てられると考えています。

　また、他の商品では、金属の熱伝導率の良さを利用し、冷たさを維持したまま食べられるアイスクリームスプーンも新商品。金属製品加工を得意とする燕市の金属製品に注目頂ければと思います。

キッチン流し台