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筑後川を利用した材木運輸で木材加工業が発達した福岡県大川市は、家具の生産高日本一を誇っている。大川商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【九州一の大河、筑後川下流域クルーズを核とした大川の観光地形成事業】を実施。

概要・活動内容

基幹産業である木材加工や家具産業を支えてきた筑後川を、観光用途で利用する試みが始まっている。筑後川の河口には海岸から約6km沖まで干潟が出現する有明の干潟があり、その景観とムツゴロウなど独自の生態系を目玉としたクルーズツアーを企画予定だ。流行や話題を取り入れたプランもあり、平成20年3月にはテレビドラマ「のだめカンタービレ」の最終話のロケ地となった筑後川の下流にある三角州「大中島」や漁港などをクルーズ船で巡るツアーが行われた。

その他の活動

木工芸産業の体験プログラムや、筑後川天然ウナギを使った郷土料理の試作なども進められている。体験プログラムでは、様々な色合いのツキ板をはめ込んで絵を描く木工芸術「大川木象嵌」などが体験できる。天然ウナギの料理では、印籠煮や白焼き、のり醤油や山椒塩などの白焼き用のタレが試作された。これら産業体験や郷土料理は、筑後川のクルーズと合わせて楽しめるようになる予定だ。

担当者からの一言

「家具産業では平成18年度から展開しているインテリア『SAJICA(サジカ)』が、多方面から好評価を得ています。床座など日本の伝統的な生活様式に合わせて発展してきた大川家具の技術に、モダンデザインを微妙なさじかげんで加えたシリーズです。平成19年度に引き続き、平成20年度もドイツのインテリア見本市『ケルンメッセ』に出展し、多くのバイヤーから高い評価を得ることができました」(担当:山崎勝幸さん)

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大川商工会議所

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