このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

本市は全国にその名を知られている「黒部峡谷」を有している。その観光拠点には宇奈月温泉があり、人気が高い。しかし観光はその地域で完結しており、回遊性に乏しいのが現状である。
「黒部」の知名度の高さを活用し、売れる地域ブランド商品の開発および黒部峡谷への観光客の市内への回遊を誘発させる商品の開発で新しい観光産業を創造していくことや、購入商品を通じて黒部を感じ、思いを馳せてもらえることを目的とし、調査研究事業、本体事業一年目を経て本年度、当プロジェクトへ参画した。
平成26年度に北陸新幹線が開業し、県東部の玄関口としての黒部・宇奈月温泉駅が設置されることをチャンスと捉え、商品の企画、開発で成功事例を創ることで、観光産業をはじめとする地元の活性化への機運を高め、観光地で売れる黒部ブランド商品の企画に取り組んでいる。

アピールポイント

統一ネーミング「黒部のおくりもの」と題して、思い出の一つとなるお土産、都心に住む方への思いを込めた贈答品として選ばれることを目指して試作した商品について、市内を訪れた観光客や地元一般消費者に、真に選ばれる商品像に関するアンケートを実施・評価をいただいた。結果から得られた課題をフィードバックし改善事項を把握して、より良い商品となるよう試行錯誤を続けている。
味や品質等については比較的高評価をいただいており、事業者の取り組みもさらに良い物をという姿勢になっている。パッケージについても参画事業者と専門家の間で議論を重ね、商品イメージと重なるカラーをセレクトしたり、素材感のある巻紙で帯をすることで高級感の中にも手作り感、お洒落感を持たせるなどの工夫を重ねている。
良いものをお客様に届けたいという生産者の熱意、確かな技術がもたらす質の高い商品を黒部の自然や、風土・文化、歴史などと合わせた物語としてパッケージに織り込んで、黒部への思いを馳せていただける商品になるよう検討している。

(上)イベント会場にて取り組みをPR (下)東京有楽町にて消費者の声を伺う (上)イベント会場にて取り組みをPR (下)東京有楽町にて消費者の声を伺う

今後の展開

平成26年度開業の北陸新幹線開業に照準を合わせ、
・現試作品の商品化と販路開拓、セールスプロモーションの実施。
・本事業によって生み出されたお土産品の販売実績をつくり、他の生産者の意欲を高め、後に続くお土産品開発につなげる。
・「黒部のおくりもの」シリーズとしての商品ラインアップ(アイテム数)の拡充に向けた取り組み。単品だけではなくセットとして購入いただけるセット商品としての展開の検討 など。

活用した地域資源

黒部産コシヒカリ・黒部川で獲れるサクラマス・黒部名水ポークベーコン など

このプロジェクトの商工会議所はこちらです

黒部商工会議所

〒938-0014富山県黒部市植木23-1

黒部商工会議所のオススメ

  • 黒部峡谷

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    激流がつくった大自然の彫刻。黒部峡谷の大自然は視界360度の大迫力で訪れる人の心を魅了している。

  • 黒部川扇状地湧水群

    黒部川扇状地湧水群

    北アルプスの山から流れる黒部川の豊かな水は扇状地内で地下水となり、生活用水や工業用水に利用されている。扇状地、扇端部では地下水がいたるところで自噴しており湧水群として「全国名水百選」の認定を受けている。街中を巡れば水の豊かさとそれを大切にする人々の人情がうかがえる。