このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

ドラマをきっかけに底上げを図る

NHK連続テレビ小説「マッサン」放送を契機として、「歴史人物」「食」の2面から地域資源を洗い直し、竹原観光の課題である「認知度向上」と「1人当たり観光消費額の増加」に取り組む。「歴史人物」は竹原を代表する偉人、竹鶴政孝、頼山陽、乃美宗勝に焦点を当て、有識者や関係者からの講義を通して研究。最終的には各委員が語り部となって歴史文化を継承していく。1人当たり観光消費額を上げるため、マーケットニーズを的確に把握する必要があることから、広島商船高等専門学校の協力のもと、市民と観光客を対象としたアンケートを実施する。その分析結果に基づき、着地型プランを造成、地産品を活用した特産品開発を進める。また、上記事業を実効性のあるものにするため、先進地視察を実施する。

アピールポイント

先進地との交流で新しいアイディアが生まれる

先進地視察に余市を入れた目的は、当市と同じテーマでどのような地域活性化策を講じているのか参考にしたいということが主目的だったが、「マッサン」を通して広域連携を模索するための人脈づくりも目的だった。その後、交流を重ね、現在は広島大学と小樽商科大学による共同研究の話も出てくる等、継続発展の様相を呈している。特産品開発は10品のアイデアが寄せられ「食」分野8品の内6品で試作品が完成、全分野で5品が商品化までこぎつけた。
着地型プランは委員会で練ったプランを大手エージェントにブラッシュアップしてもらえる過程まで進んでいる。この間、交通、宿泊他エリア内関係者の多大な協力も得られた。

今後の展開

「マッサン」「酒」をキーワードとして、特産品の商品化、エージェントによる当地プラン販売が進んでいる。短期的な課題は、特産品分野では加工設備、ツアーでは2次交通の整備があるものの実現可能性は極めて高い。大きな課題は、本事業の目的でもあった「ブームが去った後」である。市民、来訪者が竹鶴政孝に関心を示さなくなった時、現在のプランや食、特産品は売れるのか。ここで大事なのは、竹鶴政孝について研究を続け語り継いでいくことであり、今後は広島大学、小樽商科大学を核とした研究、対外宣伝事業が柱になる。また、語り継いでいくことを目的として常設展、竹鶴政孝・リタ夫妻の銅像建設も計画している。

活用した地域資源

竹鶴政孝・頼山陽

このプロジェクトの商工会議所はこちらです

竹原商工会議所

〒725-0026広島県竹原市中央5-6-28

竹原商工会議所のオススメ

  • 竹鶴政孝御膳、リタランチ

    竹鶴政孝御膳、リタランチ

    竹鶴政孝が愛した瀬戸内の魚を中心とした地産地消料理とリタ夫人が残したレシピを再現した料理を市内17店舗で提供中。

  • 瀬戸内海の多島美

    瀬戸内海の多島美

    当地は瀬戸内海の中でも最も島の数が多い場所。その昔、頼山陽が山紫水明の元となる「山紫水白」という言葉を漢詩に残したのもこの海域である。