主な事業内容
県都那覇市に隣接した立地と、琉球王統発祥の地としての豊富な歴史資源を有するものの、観光産業の取り組みの遅れから交流人口拡大に向けた対策が急務である。今年度は「文化の産業化」をテーマに関連する芸能・工芸・食・行事のカテゴリーの視点から各種調査を実施し、その中で組踊や地域の伝統芸能、王統や城跡などのおもてなしにまつわる歴史資源がピックアップされた。開発部会のワークショップでは、城跡での行事の復活や歴史とエコツーリズムの掛け合わせ、歴史をモチーフにした土産品開発など、複数のアイデアが出された。
今後の展開
平成31年春に迎える市内モノレール駅開通やコミュニティバスの運用、組踊誕生300年の節目などを誘客の好機と捉え、開発部会で出たアイデアを地元デザイナー等の協力を得てブラッシュアップし、モニターアンケートでニーズを探りながら歴史を活かした着地型観光のまちあるきプランや、特産品の新商品開発を推進する。また、複数のプログラムを取りまとめる実施主体の組織体制についても、先進地の事例を参考にしながら行政や企業、観光協会などと連携を図り、小規模事業者らが自立・自走できるスキームの構築を目指していきたい。
-
神楽門前湯治村にて神楽の観光活用を学ぶ -
活用した地域資源
おもてなしの歴史に関連する芸能・工芸・食・行事
-
琉球王国初期の王陵「浦添ようどれ」 -
事業者開発部会（ＷＳ）を実施
このプロジェクトの商工会議所はこちらです
浦添商工会議所
〒901-2567沖縄県浦添市勢理客４－１３－１浦添市産業振興センター・結の街２階