近隣都市からの観光客が増加傾向にある千葉県千葉市。千葉商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【房総を舞台としたコンテンツ活用ニューツーリズムプロジェクト】を実施。
概要・活動内容
千葉県全域を象徴する「房総」のブランド化を目指し、県内に点在する小説やマンガの舞台をコンテンツとして活用した観光ルートを企画した。これらニューツーリズムによる房総観光のブランド化の可能性を探るシンポジウムを開催。その後、浦安を舞台とした「浦安鉄筋家族」「元祖 ！浦安鉄筋家族」(浜岡賢次作)と、幕張が舞台の「幕張サボテンキャンパス」(みずしな孝之作)に連動した2ルートで「房総観光モデルルートツーリング」を実施した。各作品に登場するシーンと街を重ね合わせながら散策できるように、2種のパンフレットを製作。表面にマンガのストーリーやキャラクター紹介、裏面にマップとエピソードを掲載した。
プロジェクトにおける特筆点
2ルートの「房総観光モデルルートツーリング」を開催し、合計で約60名が参加した。その様子はメディアに取り上げられるなど反響も大きく、新しい観光ツアーとしてPR効果が高かった。また、参加者へのアンケートでは「(マンガのシーンと重ねながら歩くことで)人情味ある情景が浮かび、漁師町の風情が感じられた」などの意見があり、好評だった。
担当者からの一言
今回、2つのマンガをモデルに、ルートツーリングを実施しました。このルートツーリングは、「元祖！浦安鉄筋家族」の浜岡賢次先生、「幕張サボテンキャンパス」のみずしな孝之先生、地元のFM放送の協力で開催できました。これにより、「房総」を一つのブランドとして発信する手段を確立できたのではないかと思います。ほかのルートの活用も視野に入れ、、房総が一つのブランドとして育ち、さらに活性化すればと考えています。
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