このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

日本の空の玄関口、成田空港。また、成田市は、伝統的に成田山新勝寺の門前町として発展した地域。空港の国際性と門前町を融合させた「成田ブランド」の構築を図ることで成田の未来を切り開く契機とする。

取り組み内容

 年間3000万人超の利用者を数える日本の玄関口・成田国際空港を擁する成田市。羽田空港の国際化を受け、改めて町の魅力を束ねて打ち出し、羽田との差別化を図ることが地域の観光戦略上の課題となった。成田には開基1070年を超える成田山新勝寺や門前町の伝統的な参道などの歴史資源や、印旛沼などの豊かな自然環境があり、空港を降り立った人々にもこれらの地域資源を周遊してもらうべく本事業に着手。
 まず、空港と地域の情報を一度に紹介できる媒体として、情報誌を活用した広報事業を実施。9 月中旬から11 月にかけての秋の地域イベントをまとめて紹介し、成田に興味をもってもらう契機とした。また、新勝寺への初詣などで賑わう1月に比べて、集客が落ち込む12月が課題となっていたことから、この時期の成田の魅力を掲載したパンフレットを作製し配布。パンフレットでは各種イベント、成田ならではの飛行機が映えるビューポ
イント、新たなご当地グルメ「成富(なりとみ)うどん」などを紹介した。
 これらの多方面にわたる情報発信により、紹介した観光地への問い合わせが増えたため、「成田ロケーションサービス」を窓口として設置。また、空港内で行われた「ナリタエアポートクリスマスフェスティバル2010」の参加者は前年比3000人増、成富うどん提供店でも来店者数が増加するなど、地域の集客に効果をもたらした。

トピックス

国際色豊かな成富うどんでおもてなし

パンフレットで強く訴求した成富うどんは、外国の観光客も食べやすいように細麺のうどんをパスタ風にアレンジして提供される国際色豊かな都市にふさわしいご当地グルメ。今後の事業展開にも取り入れていく。

今後の展開

ご当地グルメやロケ地のツアーを企画

本事業では、メディアや市民に向け積極的な広報活動を行うことで地域資源を一度に知らしめることにつながり、成果を生んだ。今後は成富うどんの公式ホームページの開設をはじめ、さまざまな方法で地域資源をより訴求していく。また、観光資源やご当地グルメ、ロケ地をめぐるツアーの企画も検討する。そのためには組織力のさらなる強化はもちろん、関係事業者の協力が不可欠であり、本事業の意義を発信して理解を広げていく。

活用した地域資源

3000万人を超える成田国際空港の利用者、空港の景観、成田山新勝寺、参道、ロケ地、成富うどんなど

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成田商工会議所

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