神奈川県が拡大を目指している、津久井在来大豆の利活用プロジェクト。小規模企業でも全国展開が可能な成長ステージの構築と、「かながわブランド」に認定された津久井在来大豆厚木産の商品開発と地域の宅配牛乳店の顧客を販路に解決を図る。
概要・活動内容
津久井在来大豆は、古くから相模湖周辺地域で栽培されてきた在来種で、豆腐づくりの大豆の代表品種である「エンレイ」に比べて甘味が強いことが特徴となっている。神奈川県ではこれを「かながわブランド」として認定し、今後の展開方向を模索する状況にある。
厚木市も津久井在来大豆の主要な生産地であることから、これを中心に地域資源を活用した健康配慮型の食品開発を行い地元小規模事業者の事業規模に見合うビジネスの可能性を追求する。
こうした新商品を牛乳宅配市場へ供給することを実現させ、高齢者などの買い物弱者、健康意識の高い層、食の安全にこだわる子育て層などを中心ターゲットとして、ソーシャルビジネスのモデルに発展させる。
工夫した点・アピールポイント
市場調査の実施(5月)
牛乳宅配利用者へのアンケートは牛乳宅配サービスの利用状況、「津久井在来大豆」を使った商品等に対する希望・利用の可能性を探る。宅配モニター調査の実施(第1回調査9月中旬、第2回調査11月上旬)
牛乳宅配利用顧客に対して津久井在来大豆の開発商品(試作品)のモニター募集を行った。試作品の内容
(1)大豆シフォンケーキ(2)豆乳プリン(3)小町とうふ(絹織)(4)おいしい大豆のころころビスケット(5)おいしい大豆のほうれんそう(6)おいしい大豆のごまココア
モニターに対して新たな商品開発を牛乳との同時宅配サービスの市場を活用し、試験的に商品配布を行い顧客ニーズの把握、チラシによる商品PR と注文による顧客評価を得る調査を実施した。イベントへの参画
あつぎスイーツランド2012、あつぎ元気市民朝市、あつぎ七沢森のまつり、厚木の地域資源を活かした特産品の試飲・試食会、津久井在来大豆を活用した食品PR と、関連する地域資源の活用を通した地域振興への取り組みの情報発信を展開した。
今後の展開・未来像
「あつぎの地域資源を活用したまちづくり」という視点から農商工連携を進め「食」をテーマに各メンバーの経営資源の活かし方、特産品開発、全国展開を目標とした販売戦略などについて研究し、厚木ブランドを育成するビジネスモデルを考察していきたい。
活用した地域資源
津久井在来大豆、かぼすビール、七沢どぶろく、芋焼酎、豆乳プリン、大豆のシフォンケーキ、豆腐(絹織)、津久井在来大豆十三割麹味噌、大豆のおいしいコロコロビスケット、大豆のおいしいごまココア、大豆のおいしいほうれんそう、木工クラフト製品
このプロジェクトの商工会議所はこちらです
厚木商工会議所
〒243-0017神奈川県厚木市栄町1-16-15
厚木商工会議所のオススメ
-
とん漬
-
七沢森林セラピー(ノルディックウォーキング)
-
東丹沢七沢温泉