袋井のクラウンメロンをベースにしたスポーツ健康飲料の開発

生活習慣病抑制を鍵に、地元特産高級メロンをアピール

静岡県袋井商工会議所

DATA

袋井商工会議所

〒437-0023

静岡県袋井市高尾1129-1袋井新産業会館キラット2階

概要・活動内容

「クラウンメロン」は袋井市の代表的な地域資源である特産品高級マスクメロンだが、後継者不足、燃料高騰、従事者・生産量が減少傾向、マンゴーなど他の高級フルーツの台頭といったことが重なり、その生産環境は厳しい。近年は、B級グルメ、地産地消、農商工連携、農業の6次産業化を背景に飲食品への脚光を浴びる時期であるが、袋井＝メロンの地域ブランドイメージの定着には苦戦している。
生活習慣病の予防食品として注目されている高血圧を抑制するGABAがメロンに多く含有される点に視点を当て、袋井市の新たなご当地飲料（クラウンメロンをベースにしたスポーツ健康飲料）の開発と今後の製造販売を目指す。

アピールポイント

活性化水素水の製造装置開発に取り組んでいる会員企業とともに飲料開発の企画を進めたが、対応するための技術面での難易度が高いことが判明。商品開発の大きな課題となった。しかし、課題を前向きに捉えることで新たなヒントが芽生えて、商品開発を進めている。
水を使用するという観点から友好提携協定を結んだ商工会議所とのコラボ企画を立案・提案し、商品開発の付加価値を高める工夫もしている。新たな視点でのご当地商品開発を実現させたい。

今後の展開

最大の課題である水素水の取り扱いが商品開発面でクリアできれば、商品化が一気に進む予定。
本事業の展開を通じて、袋井における地域資源、地域ブランド化、農商工連携、農業の6次産業化の方向整理や関係機関・団体間の相互連携の強化も図り、市内のスポーツ協会や観光協会がかかわる各種イベント参加者、特にスポーツ業界を意識した活動を今後検討していきたい。合わせて、新東名高速の県内開通により増加が見込まれている観光客へのみやげ商品化も模索していく。