主な事業内容
彦根市の地場産業である彦根仏壇の起源は、江戸時代まで武具や武器の製造に携わっていた職人が、平和産業として仏壇製造に転向したことといわれている。本事業ではこの歴史的背景を踏まえ、彦根仏壇事業協同組合を中心に、滋賀県板金工業組合・彦根城博物館などが連携して、彦根藩歴代藩主の甲冑の中で最高傑作といわれる2代藩主・井伊直孝公の甲冑の忠実な再現に取り組んだ。他では真似できない技術を集約したプレミアムな甲冑を開発することで、彦根の新たな特産品開発、加えてモノづくり産業の活性化を目指した。
今後の展開
甲冑の試作として開発した、2代藩主直孝公の甲冑の金属パーツは200個以上にもおよび、製作には職人の高い技術と時間を必要とする。本事業の産業化に向け、この金属パーツの製作や加工、漆塗りなどの工程の効率化や販売価格の設定、販売機関の検討が大きな課題として上がっている。今後は、課題の解決に向け生産・販売体制の仕組みを再検討し、産業化を視野に入れた商品の開発につなげていきたい。
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活用した地域資源
国宝彦根城/彦根仏壇/井伊直政公を初代とする彦根藩十四代の歴代藩主/徳川最強と呼ばれた「井伊の赤備え」
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彦根商工会議所
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