「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」に技のヒット甲子園を出展しました。
日本商工会議所は、11月20日(月)より22日(水)まで3日間、東京ビッグサイトで開催された国際見本市「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」に、技のヒット甲子園として共同出展を行った。
この展示は、「地域力活用新事業∞全国展開プロジェクト」を通じて開発された全国の工芸品のヒット商品化、販路開拓・拡大を目的とした「技のヒット甲子園」の一環として行われたもの。
今年度の「技のヒット甲子園」の取り組みの中で、トレンド情報誌「日経トレンディ」などを発刊する日経BP社と事業者、商工会議所の3者協業によって、商品開発のアイデアからパッケージ、ネーミングなど売り方を含めて練り上げてきた逸品を含め、全国の12商工会議所、29事業者から、厳選した約140アイテムの製品がそろった。
同イベントは、家具・インテリア製品の国際展示会であり、世界19カ国・地域から472社が参加して行われ、インテリアにかかわるバイヤー、デザイナー、メーカー、小売店など事業者を中心に1万6603人が来場。商工会議所と事業者にとっては、開発に取り組んできた商品を、バイヤーなど専門家に目利きしてもらい、実際の販路拡大につなげる機会となる。
会場では、訪れた来場者に商品をPRするのに加えて、ひざ詰めの商談も積極的に展開。商談数は1日当たり100~200件、3日間でのべ450件あまりに上った。また、出展した事業者にとっては、他の出展者の展示内容を参考にPR方法を工夫したり、普段は交流のない事業者どうしで横のつながりをつくったりする機会ともなった。
プロジェクトに継続して参加している事業者と、今回初参加の事業者がそれぞれいるが、初参加の事業者は、「バイヤーとの商談の中で、単に仕入れるかどうかだけではなく、商品の規格やデザインなど、“こういうのはできますか”といった具体的な提案があり、とても参考になった」と、事前に想像していた以上の反響に驚いている様子だった。一方の、継続出展している事業者は、「展示会に参加して数年になるが、来場者からもらったヒントをもとに、翌年、アレンジを加えた商品を出展すると実際に商談の成功率も上がる」と、継続出展の効果を語った。
IFFTは事業者中心のBtoB展示会であり、比較的商談が多く、その場で受注が決まるケースも少なくない。実際に、今回の展示でも、その場で成約に結びつくケースや、来場バイヤーの企業との共同商品開発に発展するケースがあったという。今後はさらに、会期中に出会った事業者と個別の商談を行い、取引先の開拓を継続して進めることになる。年間を通して行われる企画、技のヒット甲子園の締めくくりとして行われたIFFTの共同出展は大いに盛り上がった。