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「技のヒット甲子園2017@まるごとにっぽん」開催レポート 「技のヒット甲子園2017@まるごとにっぽん」開催レポート

「技のヒット甲子園@まるごとにっぽん」を浅草で開催

日本商工会議所と日経グループのトレンド情報誌「日経トレンディ」は、feel NIPPON事業によって生まれた全国のヒット商品候補の中から選りすぐりの良品を一堂に展示する期間限定のイベント、「技のヒット甲子園@まるごとにっぽん」を、8月18日(金)~20日(日)の3日間に渡って浅草で開催した。

同イベントは今回で5回目、浅草の「まるごとにっぽん」に会場を移して2回目となる。まるごとにっぽんは、47都道府県の名産品を買って、試して、楽しむことができる体験型の複合施設で、全国の地域ならではの素材や技術をベースに生まれた「技の逸品」を紹介するのにふさわしい場所と言える。年間2800万人もの観光客が訪れる都内有数の観光地「浅草」のランドマークとして集客力も高い。

展示は施設3階のオープンスペースで行われ、奈良県大和高田市の西垣靴下が開発した「機能性靴下」、群馬県桐生市の平賢が制作したオリジナルデザインの「手ぬぐい」など、全国初お目見えの商品を含む、6地域、8事業者による逸品がそろい、来場者たちは足を止めて商品を手に取り、事業者の説明に耳を傾けていた。

今回はテストマーケティングだが在庫が売り切れる商品が出るなど年々認知も高まっている

▲今回はテストマーケティングだが在庫が売り切れる商品が出るなど年々認知も高まっている

今回の技のヒット甲子園では、feel NIPPON事業によって誕生したヒット商品候補の認知度を広げる従来のステージからステップアップし、消費者やバイヤーに直接、商品を紹介するテストマーケティングに力を入れている。昨年も同様の取り組みを行った上で、そこで得た声をヒントに商品の改良や展示方法を工夫し、今回の開催となった。

実際に使用している状況を分かりやすく展示するなど見せ方も毎回ブラッシュアップを重ねている

▲実際に使用している状況を分かりやすく展示するなど見せ方も毎回ブラッシュアップを重ねている

訪れた人の中には観光客も多数いたが、施設の性格もあって、地方の優れた産品に関心があり、定期的に訪れている人も少なくない。そうした人たちは一様に「目が肥えていて、指摘が的確」という。また、展示を行っていたある事業者は、シニア女性をターゲットに想定して企画した織物を若い男性がことのほか気に入って購入していった場面に接して、驚きを隠せない様子で、「やはり、実際の消費者の反応を見るのと想像するのでは大きく違う」と話していた。

技のヒット甲子園の開催を知らずに通りかかった人も、足を止めて興味深く商品を見ている

▲技のヒット甲子園の開催を知らずに通りかかった人も、足を止めて興味深く商品を見ている

これら展示の中で得られた声や経験を踏まえ、さらに商品の改良、見せ方の工夫を重ね、11月20日~22日に東京ビッグサイトで開催する家具・インテリアなど最先端のライフスタイル商品の国際見本市「IFFT(インテリア ライフスタイル リビング)」における展示へとつなげる狙いだ。