技のヒット甲子園2018@まるごとにっぽん 開催レポート

「技のヒット甲子園@まるごとにっぽん」を浅草で開催

日本商工会議所と日経グループのトレンド情報誌「日経トレンディ」は、feel NIPPON事業によって生まれた全国のヒット商品候補の中から選りすぐりの良品を一堂に展示し、その場で展示販売する期間限定のイベント、「技のヒット甲子園@まるごとにっぽん」を、12月1日(土)~2日(日)の2日間に渡って浅草で開催した。

同イベントは今回で6回目、浅草の「まるごとにっぽん」に会場を移して3回目となる。会場となった「まるごとにっぽん」は、国内47都道府県の名産品を買って、試して、楽しむことができる体験型の複合施設で、全国の地域ならではの素材や技術をベースに生まれた「技の逸品」を紹介するのに好適な場所と言える。年間2800万人もの観光客が訪れる都内有数の観光地「浅草」のランドマークとして集客力も高い。

展示は施設3階のオープンスペースで行われ、伝統の技法銅版紙で彩色をほどこした箸置きにもなる醤油さし「寿司絵柄箸置き」(愛知県瀬戸市)、木工ろくろによって一つひとつ手作りした「コーヒーメジャー&スタンド」(北海道美幌町)、蓋部分に伝統技術の象嵌をほどこし、本体、蓋、弦の組み合わせを自由に選べる「小鉄瓶」(富山県高岡市)など、全国初お目見えの商品を含む、10地域、14事業者によって開発された逸品がそろい、訪れた来場者たちは商品を手に取り、事業者の説明を熱心に聞いていた。

技のヒット甲子園は、feel NIPPON事業によって誕生したヒット商品候補の認知度を広げる従来のステージからステップアップし、消費者やバイヤーに直接、商品を紹介するテストマーケティングに力を入れている。さらに、今回は、8月に開催した中川政七商店による「大日本市」、11月に開催した「IFFT2018@技のヒット甲子園」、同時開催中の「你好我好@技のヒット甲子園」、さらに、12月に開催した「日本市日本橋髙島屋S.C.店PRブース」への出展を行っており、同イベントを加えテストマーケティングの機会が一気に計5回へと拡大した。

毎年訪れる常連客も。イベントの認知は高まっている。
毎年訪れる常連客も。イベントの認知は高まっている。
最初は1品だけだった商品がテストマーケを繰り返すことで改良されバリエーションも増えた。
最初は1品だけだった商品がテストマーケを繰り返すことで改良されバリエーションも増えた。

中でも今回の会場であるまるごとにっぽんは、地方の優れた産品に関心がある人を中心に多様な背景を持つ人が来場する。そうした人たちは一様に「目が肥えていて、指摘が的確」ということもあり、「実際のお客さんになる人たちと話すとやはり反応がいい。アイデアが掻き立てられる」という。また、展示を行っていたある事業者は、「展示した商品そのものに加え、技術に関心を持っていただき『こういう技術があるなら、こんな商品できないか』と、想定していなかったお誘いをいただいた」と、意外な出会いがあったことを話してくれた。

展示だけでなく即売会なので、実際に商品として売れるかどうかを試すことができる。
展示だけでなく即売会なので、実際に商品として売れるかどうかを試すことができる。

これら展示の中で得られた声や経験を踏まえ、さらに商品の改良、見せ方の工夫を重ね、ヒット商品化へとつなげる狙いだ。