名産のリンゴを木まで資源として活用
青森ヒバやブナ、スギなどの森林資源を加工することにより、高付加価値化を図っている。今回は、それらを使用した器などの木工品をはじめ、こぎん刺しのテーブルウェア、打刃物といった弘前地域の手仕事商品を展示。実際に触れてもらうことで、弘前の手仕事の技術の高さと森林資源の魅力を紹介した。また、リンゴの木で作った照明や箸などの試作品も出品。リンゴの木の資源としての可能性をPRするとともに、試作品について、バイヤーなどに感想や意見を求めた。
「リンゴの木を薄くスライスしたシェードは、明かりを点けると、ほのかにピンクの色合いが出ます。試作品は補強として別の材木も使用していますが、リンゴの木だけで作れるように、研究開発を進めていきたいです。癒し効果もありそうな、暖かい色合いの材質を生かした商品にします」
弘前商工会議所 村谷要さん
目の付け所がおもしろいと思いました
「青森名産のリンゴの木を使ったシェードはなかなかおもしろい発想だと思います。まだ試作品だそうですが、見ための質感も良かったので、シェード以外の商品にも発展しそうな可能性を感じました」
飲食業 村元信雄さん