川口商工会議所
竹を使った匠の技から魅力を創出
川口商工会議所
門井君平さん
- 照明器具
- 竹ステッキ
- 箸セット
伝統の和竿を新たなステージへ
川口市と耳にすると、鋳造業を思い浮かべる方も多いと思いますが、実はもともと和竿が地場産業でした。
しかし、釣り竿がグラスファイバーやカーボン製に移行し、竹竿を使う釣り人口も減少傾向。そこで、和竿の技術を使い、新しいものができないかと考え、和竿の継ぎの技術を活かしたステッキや箸を生み出しました。
もともと川口の和竿は、竹選びから切り出し、漆仕上げまで、そのすべてを一人の職人が行います。一貫して製作することで高い品質を維持していますが、一方で、幅広い技術が必要なこと、高齢化や後継者問題も課題です。開発している商品の売り上げが伸び、和竿作りの人材育成に役立てることができればとも考えています。
もちろん、竿自体の進化も考えています。現在、研究機関との連携で、竹と樹脂を組み合わせて強度を上げ、これまで竹竿では釣れなかった大物にも対応できるようになりました。飾っておくだけでも見事な竹竿の美しさ、そして職人の技を活かした、ステッキなどに是非ご注目ください。
照明器具
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竹ステッキ
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箸セット