名物女将が案内する
中山道下諏訪宿

歴史と温泉の街・下諏訪を歩く

　中山道下諏訪宿は、江戸五街道が各々交わる3カ所の宿の中でただ一つ、温泉があった宿場町です。（残りの2カ所は、滋賀県の草津宿と栃木県の宇都宮宿）江戸期から参勤交代で多くの大名が通過し、下諏訪の湯を楽しみ、幕末には皇女和宮も訪れたと言われています。

　昔は「諏訪の湯」と呼ばれ、温泉効能番付で東の小結に位置付けられており、西の小結・道後温泉と並んでいたほどです。こうした歴史ある温泉をぜひ知って頂きたく、今回、出展致しました。

　温泉の女将たちは、歴史の知識量が豊富で、これまで宿泊者向けに行っていた女将ガイドを、宿泊者以外の観光客にも行うようになりました。江戸期から使われ、保存されている食器などもあり、実物を見ることで、歴史をしのぶこともできます。また、長崎大学付属図書館に保存されていた下諏訪温泉の古い写真を、今の風景を見比べるのこともまた、歴史に触れることができるツアーの醍醐味です。

名物女将が案内する
中山道下諏訪宿・宿場めぐり