北前船ゆかりの地
「食のブランド“高岡昆布百選”プロジェクト」

昆布×スイーツで新感覚
昆布っせ

　2015年春の北陸新幹線開通に合わせて、高岡市らしい食のブランンドを作ることを目指しました。昔から、北海道産昆布輸送の海路中継地点だった富山県は、昆布の消費量が日本一。そこで、昆布を使った商品を考えることになりました。最初は昆布めしに始まり、25年度は第2弾として高岡昆布スイーツを展開することになったのです。

　昆布とスイーツ。相性の悪いイメージかもしれませんが、事業者の方々の努力により、甘さと昆布の味がマッチする美味しい商品がたくさん生まれました。今回の展示では、協力企業のうち2社が開発した昆布パンと高岡昆布っせを展示しています。昆布パンは北海道産昆布と富山県産米粉で作り、ふんわりもちもちの食感を楽しめる風味豊かなパン。高岡昆布っせは、昆布を練り込んだ洋菓子のブッセです。

　やはり最初は昆布とスイーツの組み合わせに不安もあったので、路面電車を使ったスイーツ電車というイベントを開催し、一般の方の意見を聞くことにしました。すると、とても高い評価を頂き、「昆布スイーツでいける」と確信しました。昆布のしょっぱさが甘さを引き立たせ、独特の味を演出します。北陸新幹線が開業した時、たくさんの人に昆布スイーツをお土産に購入して頂ければ考えています。

昆布パン