上田商工会議所
カイコと繭と紬のまち
上田紬を使ったプレタポルテ
上田商工会議所
有限会社藤本
佐藤元政さん
- 上田紬を使ったプレタポルテ
- 繭人形
- 上田紬の小物入れ
上田に現在風絹織物復活へ
昨年の春、上田の養蚕で獲れた糸を使い、製作された商品を展示のメインに持ってきました。日本の絹は今やほとんどが中国からの輸入です。ただし、日中関係の冷え込みや中国国内での人件費アップもあり、今後、絹の生産地がどうなるか分からない状況です。そこで、日本でも絹を復活させようとプロジェクトに取り組み始めました。
実は一度、農薬の影響で、上田のカイコは終ってしまいました。しかし、信州大学繊維学部に実習用養蚕設備と桑畑があり、協力して頂くことで養蚕を再開することができました。また、農薬の原因にとなっていた果樹栽培が下火になったこともあり、大学以外での養蚕もなんとか継続できるのではないかと考えています。
展示製品については、現在は着物がなかなか売れない時代なので、新しいものを作り、需要を喚起していくのが狙いです。今回、杉野服飾大学の矢野先生にデザインして頂き、ブランドの工房で洋服を作ってもらいました。今はまだ着物の生地造りがメインですが、プレタポルテなど、洋服に対応する技術も確立されてきています。オーダーを頂ければ、お話を伺いながら、一緒に進めて行きたいと思います。
上田紬を使ったプレタポルテ
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繭人形
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上田紬の小物入れ
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上田紬の繭
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上田紬の“ストール”