概要・活動内容
カラフトマスをはじめとする水産物を活用した加工食品を開発し、試食会や物産展を通じて「網走ブランド」を確立します。また、通過型観光から滞在型観光への転換をめざし、個人型観光に対応できる体験型メニューを発掘し、網走らしい観光を全国に発信します。
カラフトマスを利用した商品開発
網走は、世界三大漁場のオホーツク海に面し、水産加工業が基幹産業の一つです。北海道内の「カラフトマス」漁獲量の6割は、網走から知床にかけてのオホーツク海域産で、比較的安定した資源として期待されており、現在、産学官が一体となって「カラフトマス」の知名度をあげようという機運に満ちています。カラフトマスは、7月~9月中旬の季節限定の魚で量的に出回らないため、希少性をかみ合わせた販売を検討するなど、長い目で取り組んでいくものと考えます。
滞在型をめざした観光開発
このプロジェクトを活用しての観光振興策ついては、当地域における観光メニューの周知が不足していること、個人型観光が伸びている背景などから、網走観光の総合メニューを確立する必要性がありました。特に、首都圏を中心とした関東、関西圏の方々、なかでも団体観光に満足できない方にきていただきたいと考えます。
PRイベントの開催
平成19年2月9日(金)網走市内にて、オホーツク食の魅力アップ研究交流会を開催します。これは、JR北海道が実施する「知床旅情」試乗会に参加する道内外及び海外の旅行会社などを対象にした、オホーツク産の食材を使用した加工食品等の試食会で、オホーツクの食の魅力を道内外に発信します。
2月下旬には、北見市内にて「第5回オホーツク産品フェア(取引商談会)」が開催され、オホーツク産品の販路開拓及び商品企画力の向上を図るため、道内外の流通関係者や地元の観光関係者との取引商談会が行われます。また、2月 27日(火)~28日(水)(予定)、東京ビッグサイトにて開催される「スーパーマーケットショー」に出展予定のほか、百貨店等での試験販売を行います。
カラフトマス(オホーツクサーモン)を活用した特産品3品
しゃぶしゃぶセット・網走産山わさび使用のとば・スモーク(燻製)
ワーキンググループ会議で、カラフトマス(オホーツクサーモン)を活用した18品の試作品のなかから3品を選定しました。とばは、港町独特の捕れたての魚を天日干しで乾燥させて食べるもの。みりんなどで味付けがされており、道内では古くから保存食、酒の肴として出回っています。
試作した3品の試食アンケートを11月16日(木)市内スーパーで、11月18日(土)観光客を対象に市内ホテルで実施しました。アンケートの結果はおおむね高い評価でしたが、食べ慣れている市内の人と観光客の反応にバラツキがありました。観光客には大好評でした。
網走観光ガイドブック「トラナビ(仮称)」
滞在型観光増を趣旨に、滞在欲求の発掘、旅計画作りの手引書として企画・構成をしています。発行部数1万部。遊ぶ・食べる・感動を基本コンセプトに、網走観光のハウツー本とします。
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網走商工会議所
〒093-0013北海道網走市南3条西3丁目網走産業会館