概要・活動内容
国内で数カ所しか取水することができない「海洋深層水」を活かし、地域ブランドとして確立します。ミネラル成分を生かした家庭用ボトルウォーターの開発、高級感ある統一パッケージの作成に取り組みます。
地域再生を担う海洋深層水取水事業
岩内では、漁業振興はもとより食品製造業を中心とする地域の再生を担い、2002年から3年計画で約32億円の巨額を投じて海洋深層水の取水事業に取り組み、昨年4月に日量3000トンを取水する本格分水を開始したところです。国内でも14カ所と限られた地域の貴重な資源ですが、様々な特性や普遍性をもちながらも知名度、認知度が極めて低いため、現状では地域経済の再生に結びついていません。こうした状況のなか、本プロジェクトの取り組みは、これまで単独事業所では成し得なかった地域ブランドの確立による販路の拡大に加え、生産力の向上を補完する小規模事業者間の技術と生産設備を活用する協働性が醸成されます。水産、食品製造分野をはじめ、漁業における海洋深層水ブランドを活用した付加価値のある鮮魚の協働出荷や、農業面では海洋深層水のミネラル成分を活かした農業ブランド栽培など、海洋深層水を地域のシンボルとした様々な利活用が地場産業全体にスパイラル状に展開するものと考えられます。
道央圏の地理的優位性を生かす
北海道で海洋深層水を取水する地域は、道東の羅臼町、道南の八雲町(旧熊石町)と当地域の3カ所ですが、当地域は、北海道の大消費地である道央圏に位置していることから、地理的優位性を生かして札幌市を重要なマーケットととらえ、札幌市を中心とした道央エリアを中心に情報発信を行っていきます。海洋深層水のミネラル成分を配合した硬度調整ミネラル水及び入浴剤商品については、北海道ブランドを強調した水、安全、安心にかかわる全国の消費者への情報発信を考えています。
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岩内商工会議所
〒045-0003北海道岩内郡岩内町字万代47-1岩内商工会議所会館