概要・活動内容
既存の温泉観光イメージのうえに、新たに水族館やプレジャーボート対応岸壁等の海浜イメージを演出。北寄貝やタラ等の海産物を中心とした食の魅力を付加し、登別観光ブランドのイメージを再構築します。また特産品として「登別の知られざる食の魅力」として加工食品を開発します。
海産物の魅力を付加した登別観光ブランド
登別漁港は四季を通じて豊富な魚種に恵まれ、また、食品製造業は高い潜在能力を有していますが、当地ならではの特産品に乏しく、登別のイメージは温泉観光に限定されていました。これらの資源を活用し、新たな地域固有の魅力として「海産物を中心とした食の魅力」を付加し、新しい時代に対応した登別観光ブランドを再構築します。
「食の魅力向上委員会」の開催
平成18年9月、11月、12月の3回にわたって、「登別食の魅力向上委員会」が開催されました。その様子は地元紙室蘭民報をはじめ、北海道新聞にも掲載され、地域住民からの高い期待を実感します。
平成19年2月1日(木)には「食の魅力向上委員会」による試食が予定されており、本プロジェクトで開発・試作された特産品・メニューの試食とPRを行います。ここでは、地場産の食材、特に海産物にスポットをあてた新メニュー、約20品の試作品が公表され、PRが行われます。また一般参加者、専門家にメニューについてアンケート調査を行い、このデータは試作品の改良等に使用されます。
加工特産品「サケジャーキー」
登別産海産物を使った加工特産品「サケジャーキー」の開発を行っており、最終段階であるパッケージの製作にかかっています。また、ブランド化にあたり、登別漁港で水揚したての海産物の鮮魚パッケージを製作中です。これら地元の素材を使った料理メニューを開発し、総合的に登別の海洋資源のブランド化を進めています。
試食アンケート実施
登別の海の食材や海浜観光素材などの海洋資源について素材を把握する調査のほか、サケジャーキー開発に伴い、試食アンケートを実施し市場調査を行いました。宮城県白石市にてアンケートを実施、250名が回答し、試作品は大好評でした。
今後の展開に向けて
地元の素材を使った料理メニューの食べられる店のマップ作成、また、それらの店での食事を組み込んだ登別温泉の観光ルートなど、オプショナル・ツアーの開発を進めています。地産食材を使った特産品開発や料理メニューの開発は、地域としてほぼ初の試みで、地元業者からも積極的に開発に取り組みたいとの声があがり、意欲的に事業が進んでいます。また、開発中の加工特産品についても、地元の土産店やテーマパークなどから、土産コーナーに置きたいという要望があります。
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登別商工会議所
〒059-0012北海道登別市中央町5-6-1