このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

新発田市は日本有数の名湯・月岡温泉を有する歴史ある城下町です。また、大正・昭和に一世を風靡した抒情画家・蕗谷虹児の故郷でもあり、市内には蕗谷虹児記念館もあります。2006年より市の政策として観光振興が掲げられ、市のタイアップの下に蕗谷虹児オリジナルグッズの開発を進め、新発田ブランド商品の確立に努めていきます。

名湯「月岡温泉」

 新発田市最大の観光資源である月岡温泉は、2006年度の日本の温泉100選において第32位にランクインされており、泉質部門においては第24位に位置づけられています。その魅力に引かれて訪れる観光客は、年間約60万人に上ります。
 月岡温泉のコンセプトは、「もっと美人になれる温泉」であり、美肌成分を多く含む泉質が、中高年の女性旅行者を中心に人気を集めています。

新発田が生んだ叙情画家、蕗谷虹児

 明治31年に新発田市で誕生した蕗谷虹児は、1920年、竹久夢二の紹介で少女雑誌「少女画報」の挿絵画家としてデビューし、「令女界」「少女倶楽部」などの雑誌に挿絵を描き始めました。デビュー当初から人気作家となり、戦前には一世を風靡して、戦中・戦後も童話や絵本の挿絵を描き続けました。
 晩年期は、「蕗谷虹児抒情画集」など、1979年に亡くなるまでの10年間に5冊もの画集を刊行。その絵は現在でも中高年女性を中心に愛されています。
 市内には1987年、世田谷美術館などを手がけた内井昭蔵の設計によって、蕗谷虹児記念館が完成しました。約800点の原画のほか、直筆原稿、書籍、印刷物、その他資料約3,000点余りを収蔵し、年間約1万5千人の人々が訪れています。

蕗谷虹児オリジナル商品の開発

 毎年多くの観光客が訪れる新発田市で、職人技の活用と若手事業者の育成を行いながら、新発田らしいオリジナル商品を生み出すため、蕗谷虹児のイラストを用いた商品の開発を進めています。
 今後は、団塊の世代の大量退職に従い、文化や健康に関心を持つ、アクティブシニアを中心とした観光客が、月岡温泉や新発田城を目当てに、ますます新発田を訪れることが予想されます。
 この世代は蕗谷虹児が最も人気のある世代でもあるため、相乗効果が期待できます。商品化すれば、市内のホテルや旅館で販売するほか、全国展開を目指しています。

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新発田商工会議所

〒957-8550新潟県新発田市中央町4-10-10