このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

村上の「鮭」の文化を伝承しつつ、栄養学的成分分析の新視点と、独自な鮭加工技術による試作品の開発に取り組みます。また、消費者意識調査の実施や「村上フェア」等により全国的なPRを行い、「村上ブランド」の確立をめざします。

市民に受け継がれてきた「鮭」文化

 新潟県北部に位置する村上市は、江戸時代に「鮭」の回帰性を発見し、世界で初めて自然ふ化増殖を行いました。平安時代には税として納めるなど、「鮭」は村上藩の重要な財源として大切にされてきました。毎年、春に行われる鮭の稚魚放流式は新潟県知事はじめ多数の来賓を迎えて行われ、地元高校生への鮭料理実習や小学校では「鮭の塩引き」作り実習が行われるなど、鮭文化が受け継がれています。村上の鮭料理は150種類といわれていますが、現在、加工品として販売されているのは17種類。本プロジェクトで、この「鮭」を活用した新しい特産品の開発と販路拡大を図ることにより、地域小規模事業者をはじめ地域産業の発展と雇用の拡大につながるものと考えます。

イベントの開催

 平成18年9月28日(木)村上商工会議所にて、北里大学水産学部助教授の森山俊介氏を講師に迎え、「鮭の未利用部位に含まれる機能性成分」と題して講演会が開催されました。
 平成18年10月8日(日)村上市イヨボヤ会館前イベント広場にて「いいねっか村上2006 神無月の鮭まつり」を開催。これは村上商工会議所青年部主催のイベントで、直径1mの特性大鍋を使用し 500人前の鮭鍋試食を実施しました。
 平成18年11月2日(木)~5日(日)東京ドーム プリズムホールにて開催された「第2回大新潟物産展」に参加。新潟県主催のイベントで、村上の鮭ブランドの向上に務めた。
 平成19年2月14日(水)~15日(木)東京 日本橋ニコプラザにて「村上からお届けする鮭・酒・人情(なさけ)」を開催。村上ブランドPRのため、鮭製品と試作品の展示PR、地酒の紹介と観光PRを行います。

アンケート調査の実施

 平成18年10月8日「いいねっか村上2006」開催時に、鮭鍋試食のアンケートを実施しました。当日は全国的に暴風雨に見舞われ、急遽、会場とイベント内容を変更。来場者が2,000人程度と少なく、アンケート回収も約 200件で、データとしては少ない結果となりました。

「鮭」を使った新特産品の開発

 現在、「鮭」を使った新しい特産品の開発をすすめています。名物の「鮭鍋」は真空パックやレトルト製品として土産物に、また、鮭を材料とした魚醤油を開発しています。

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村上商工会議所

〒958-0841新潟県村上市小町4-10