このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

加茂市の観光資源である加茂山公園に咲き誇るたくさんの雪椿。この雪椿を用いた花びら染めの商品開発を加茂市では行ってきました。シルクを始め、毛糸の帽子、綿のハンカチーフ、服紗等、様々な商品を生み出すと共に、カタログやホームページの製作、展示会出展等により、マスメディアを利用して「雪椿の花びら染」を全国に広めていくことを目指します。

新潟の木・加茂市の花、雪椿

 市の中心部に位置する加茂山公園は、市内外から多くの人(約30万人)が訪れます。毎年4月には「新潟の木」であり「加茂市の花」でもある雪椿が約100種類、およそ1.300本、見事に咲き誇り、地域の資産として親しまれてきました。しかし雪椿の花の命は短いため、この雪椿の美しさを別の形に保存して、観光資源に活用することは出来ないかとの思いから、雪椿の花びら染めが誕生しました。

花びら染めの開発

 加茂山公園の雪椿を使用した花びら染めを実現。椿の縁で友好都市の関係にある伊豆大島で、長年の歳月をかけて商品化に成功した「夢工房」代表の金子ひろこさんに技術伝授を要請しました。そして、花びら染めという特産品開発を目的に、加茂商工会議所女性会のメンバーを母体とした「雪椿の花びら染研究会」を2002年に発足。月2回のペースで研究会を開催して染めの技術向上に努め、技術力は高いレベルに達していると自負しています。
 加茂山公園で採取した雪椿の花びらを使用して、絹(シルク)のスカーフ・ハンカチーフ・ストール等の商品を開発。今後、綿や麻などのシルク以外の素材に取り組み、毛糸を染め上げた帽子や、雪椿の模様をデザインした綿のハンカチーフ、表と裏を異なる色で染めた服紗などファッション性の高いものを開発、商品化していきます。商品は加茂美人の湯・土産物センターなどで発売する予定です。

花びら染めの普及を目指して

 花びら染めを実際に体験してもらおうと、女優で染色作家の磯山みどりさんを招いての体験教室や、小中学校への出張教室を数多く実施したり、新潟物産展に出展したりと、花びら染めを広く認知してもらおうと努力してきました。どちらも好評を得ており、今後も積極的に実施していく予定です。また、全国へ向けて花びら染めを展開することを目標に、デザイナーを起用して花びら染めのブランド力を強化すると共に、マーケティングアドバイザーの指導の下、百貨店への委託やホームページやカタログを作成しての販売促進に努めていきます。

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加茂商工会議所

〒959-1313新潟県加茂市幸町2-2-4