概要・活動内容
中央アルプスを横断する「権兵衛トンネル」が開通し、伊那圏域と木曽圏域の行き来が約30分で可能になりました。これを活かし、2つの地域一帯とした特色ある観光ゾーンとするため、地元の温泉や農場地域をつなぐウォーキングコースを設置するとともに、食資源を中心とした新たな観光資源の開発およびPRを進め、伊那ブランドの確立をめざします。
南アルプスの景観を全国の人に
平成18年2月に権兵衛トンネルが開通して、木曽と伊那との行き来がスムーズにできるようになりました。権兵衛トンネルを抜け、西箕輪地区から望む南アルプスのすばらしい景観を、全国の皆さんに見ていただきたいと思います。本プロジェクトでは、ウォーキングコースの設置と「食」開発の、観光・特産品の両面で事業を展開しています。
修験者そばとオーストリッチ料理
特産品を使った「食」開発として「修験者そば」と「オーストリッチ料理」の試作品が完成しました。「修験者そば」は、そばに行者にんにくを入れ、スープやトッピングにも行者にんにくの醤油や漬けたものを利用したもの。「修験者」のネーミングは、委員からの案です。また、伊那で飼育しているだちょうを使った「オーストリッチ料理(だちょう料理)」では、オーストリッチスープとオーストリッチローストジェノベソースの2種の開発を行いました。
PRイベントの開催
平成18年10月14日(土)~15日(日)、伊那商工会館にて開催された「第58回伊那総合物産展示会並びに商工祭」で、「食」開発の試食とアンケートを実施しました。
平成18年11月3日(土)、ウォーキングイベントとして「健康い~なウォーク2006 in みはらし」を開催し、林道・田園コースとプチ登山コースに分かれてウォーキングを行い、「食」開発の試食および、ウォーキングと試食についてのアンケートを実施しました。
食&ウォーキングのアンケートを実施
試食アンケート調査は11月3日のウォーキングイベントに加え、平成18年10月14日(土)、15日(日)に行われた商工祭でも、一般の方を対象に行いました。調査結果については現在、集計中ですが、ウォーキングコースについては、楽しく景色がよい、距離もちょうどよい、来年も参加したいという意見が多くありました。試食については、3種類とも現在のままで名物としてよいかの質問に対して、「よい」が約半数、残りは「現状では難しい」「何とも言えない」という意見でした。
今後の展開に向けて
ウォーキングコースの設置にあたっては、すばらしい景観を参加者に満喫してもらうためのコースづくりに苦労しましたが、市外からのお客さまも多く、将来はイベント以外のときにもウォーキングに訪れ、長期滞在していただきたいと考えます。
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伊那商工会議所
〒396-8588長野県伊那市中央4605-8