概要・活動内容
江戸時代は将軍に献上していた「寒晒し蕎麦」を復活させ、日本一の蕎麦地域としてブランド化を図ります。また、製造技術の確立・研究・分析を行うとともに、そば祭り等のイベント、蕎麦振興を図る各種団体や組織との交流、各種メディアを通じたPR等を行います。
「寒晒し蕎麦」は、江戸時代に地元高島藩と高遠藩の二藩が将軍家に献上した史実があります。また、数年前から、文献に基づいて寒晒し蕎麦を試験的に製造している人がいます。当地は古くからそば作りが盛んで、休耕田を利用してソバを栽培する農家が増えてきました。こうしたことから、「寒晒し蕎麦」復活の機運が熟したといえるでしょう。「寒晒し蕎麦」は1月に製造を始め、冬の厳寒期に清流に晒して、天日で乾燥後、夏に食します。生産量が限られるため希少価値があり、高級志向のそば通の人に食べてほしい、まさに幻のそばです。
PRイベントの開催
平成18年7月27日(木)に茅野市内そば店8店で「寒晒し蕎麦」を試験的に限定販売しました。ラジオで取り上げられたこともあり、県外から足を運んでくれた人もいました。
平成18年11月 9日(木)、茅野市民館イベントスペースにて行われた「諏訪大社上社献納そば祭り」で、「寒晒し蕎麦」および地元産そばのPRを兼ねて、そばの振る舞いを行いました。
平成19年7月には、1日10食限定で「寒晒し蕎麦」を販売します。土曜丑の日より1週間~10日間を予定しています。
モニター調査、研究、アンケートを実施
試食会によるモニター調査、大学や専門機関による「寒晒し蕎麦」の成分分析や歴史の研究を進めているほか、試食会・そば祭りなどでアンケート調査を実施しました。なかでも研究では、科学的データによる健康効果や、歴史的根拠などで優位性を明らかにし、商品の差別化につなげます。また、「寒晒し蕎麦」の玄そばの清祓式を諏訪大社で行うことで、ストーリー性のあるブランド確立が可能になります。
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茅野商工会議所
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