このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

知多半島各地が有する文化である「山車祭り」、豊かな自然と技術が生み出す「食」、半島の発展を支える「産業資産」を活かし、観光や産業の振興を図り、豊かな知多半島とその文化を育て伝えます。

コンセプトは「温故知多新」

 「まち活かし」のコンセプトは「温故知多新」。半田市や知多半島の文化や伝統を見直し、再編集して新たなまちをつくるという意味です。半田市には、運河やまち並み、建物など明治の息吹が今なお残っています。この「明治」を再編集の指標として、まち全体を、食を、文化を、産業を、あらゆるものを見つめていく。その点に独自の方向性を見出すと、そこに生活することが魅力となり、自信と誇り、夢のある豊かな生活につながります。それは同時に、観光都市として多くの人々を魅了するまちとなるからです。

“個”のツーリズム志向を重んじる方々に

 ●テーマを持って観光する方、週末に小単位で来られる方
 ●他にない魅力発見を志向する方々。
 ● 地元でしか知られない味わえない体験をしたい方。大きいキャパだと見えないが、小単位でしか味わえない体験をしたい方。

温故知多“新”食メニュー発表披露会

 半田商工会議所が実施している知多半島賑わい創生事業『温故知多新』は、知多味道研修会の協力により、知多半島の食材を生かした、新しいメニューづくりに取り組み、2月23日、関係者を招き「温故知多新食メニュー発表披露会」を開催しました。
 38種類の新メニュー、握りずしが誕生した江戸時代のレシピをもとに再現された「尾州早すし」、童話作家 新美南吉の作品名に由来する郷土料理「ごんなべ」、明治のビールを再現し復刻した「カブトビール」、知多半島七蔵の日本酒を出展。行政、産業界、旅行関係者、マスコミ、知多半島内の関係者等、約80人が参加し、試食、試飲を交えながら評価していただきました。

 今回の披露会を踏まえ、今後、開発されたメニューについての実際の商品化に繋げていくとともに、どのように地域の料理としてPRし、観光客や地域住民が利用しやすい仕組みを作り上げていくかが課題として挙がりました。一方で、「食の半田」として、知多半島の観光の要となる効果が期待でき、滞在時間を延ばしていただくことによる経済効果への波及も期待されるところです。
半田運河を屋形船から体感
 半田商工会議所が実施している知多半島賑わい創生事業『温故知多新』は、半田運河事業として2月23~25日、衣浦港務所前を発着とする屋形船を運行。事前予約した約240名が乗船し、蔵のまち半田を運河から堪能しました。
 江戸時代、酒、酢などの醸造業と、醸造製品を遠隔地へ運搬する手段として用いられた海運は、半田の発展を支えた経済活動で、その舞台の中心は「半田運河」。歴史的・産業史的な背景を踏まえ、近年、優れた景観として認知され始めた半田運河を、屋形船から触れる水面を通じて、地域住民の心の故郷・誇りへと意識を高めていただくとともに、遠隔地から訪れる方々に新たな半田の魅力としてご提供するために、半田運河での屋形船運行を企画しました。
 
  1回あたり約40分の乗船。半田港(衣浦港)を出発した屋形船は、運河へと続く船だまりを抜け、水門をくぐり、半田運河へ。両サイドに並ぶ黒板囲みの蔵、醸造工場のまちなみを眺めつつ、ほとんどの方々が初めての「水面からの半田運河」を楽しみました。
『温故知多新バスツアー』を企画・実施
 知多半島は、漁業、酪農、農業を中心とした第1次産業から、醸造、製陶、鉄鋼、輸送用機械等を中心とした第2次産業、半田市を中心とした第3次産業がバランス良く整っています。近年、博物館酢の里、國盛酒の文化館(以上半田市)、盛田味の館、INAXタイル博物館(以上常滑市)など、地元企業による産業観光拠点に多くの来館者があり、各社の情報発信とともに、知多半島の魅力発信に大きく貢献しています。中部国際空港を基点に、日本全国、および東アジアから更に多くの来訪者、再来訪者を促すには、それぞれ拠点としてとどまらず、知多半島地域全体としておもてなしの心、組織的体制を整える必要があります。今回、知多半島に現有するまちを案内する観光ガイド組織を訪ね、ガイド組織の交流、相互のレベルアップを図るとともに、新たな産業観光の発掘を目的に、「バスツアー」を計画しました。

●第1回目 常滑市大野町
 日時:平成18年10月1日(日)
 行程:きょう屋(大野コミュニティ活動報告)、きょう屋・
    蔵真見学、楽游館(昼食)、大野町散策(津多屋:えび
    せんべい製作体験、大野の鍛冶屋見学ほか)
 参加人数:34人
 受入先組織:大野コミュニティ

●第2回知多市岡田
 日時:平成18年12月9日(土)
 行程:(株)オカトク(自動織機工場見学)、木綿蔵・ちた
    (機織り体験)、枡磯(昼食)、岡田散策(岡田簡易
     郵便局、慈雲寺ほか)
 参加人数:42人
 受入先組織:岡田街並ボランティアガイド

●第3回南知多町
 日時:平成19年1月 29日(月)
 行程:(師崎漁港(師崎漁港朝市)、大井散策(弘法大師
     周辺)、味噌蔵見学(みそ焼き試食など)、「江戸
     時代を探しに」コース散策(内田佐七邸見学ほか)
 参加人数:69人
 受入先組織:南知多観光ボランティア

●第 4回常滑市
 日時:平成19年2月12日(月、祝)
 行程:INAXライブミュージアム周辺散策(ライブミュー
    ジアム見学)、やきもの散歩道散策(登り窯工房、
    土管坂ほか)、セラモール見学
 参加人数:48人
 受入先組織:常滑案内人の会

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半田商工会議所

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