
概要・活動内容
今年2月にオープンした「熊野古道センター」に続いて、今年春オープン予定の地域振興ゾーン=地場特産品情報交流センターの「夢古道おわせ」。熊野古道の魅力を余すことなく全国へ情報発信すると共に、地場産の厳選素材を使った特産品としてこのたび「熊野古道薬草弁当」が試験的に期間限定で発売されました。
世界規模の地域資源「世界遺産 熊野古道」
尾鷲では現在、地場産業である林業・漁業が、長い構造不況により低迷を余儀なくされています。こうした状況を打破するために、ヒノキをはじめとする森林資源、熊野灘に面する海洋資源を活かした地域ブランド製品の開発等を通じて、地場産業再生の活路を求める事業を展開しています。
当地における世界規模の地域資源「世界遺産 熊野古道」。この熊野古道の魅力を情報発信する拠点が「熊野古道センター」です。このセンター近隣は海や山の豊富な自然に恵まれ、これらの資源の魅力を網羅して情報発信することをめざしているのがこのプロジェクトです。
PRイベントの開催
平成18年10月5日(木)~10月9日(月)、東京・京王百貨店にて開催の「当市特産品物産展」に特産品開発塾生を中心に出展しました。
平成18年11月20日(月)、尾鷲商工会議所にて地場特産品評価会を開催、地元特産品の展示・広報PRとセミナーに55業者が参加しました。
本プロジェクトは、来年オープンする三重県立熊野古道センター横に建設される、「夢古道おわせ(地域振興ゾーン)」のソフト事業と連動して進めていますが、11月20日の地場特産品評価会は、建物の姿も見えないなか、市内及び近隣市町村から55業者の参加を得ました。良品工房代表・白田典子氏を特別講師に迎えて、出品された品々の評価を受けるとともに、特産品開発に関するセミナーを行い、参加者相互に評価することで研鑽が図られ、連携が強化されるなど大盛況でした。また、全国版雑誌社3社、日本経済新聞社地方部編集委員、地元新聞社(記者クラブ)を招き、当プロジェクトの取り組み状況等のプレス発表を行いました。
アンケート調査の実施
11月20日の地場特産品評価会において試食を行ったのちに、来賓者等に味、形、パッケージ、その他の項目についてアンケート調査を実施しました。
また、三重県が熊野古道センター横に建設する「夢古道おわせ(地域振興ゾーン)」では、地域性を活かした体験プログラムを作成し、PRを行いますが、プログラム作成のための調査を行っています。
特産品開発塾
現在、特産品開発塾生を中心に、特産品開発を行っています。なかでも、当市4地区の主婦が組織を立ち上げ、これまでの伝統を活かした「おかあさんの料理」を事業化に向けて開発中です。また、特産品開発塾にはオイシックスの高島宏平氏を招き、商品作りなどについてアドバイスを受けています。
また、商品改良を重ねている「熊野古道薬草弁当」は、旅行雑誌の取材を受けるなど、認知度が高まっています。販売個数も平成18年6月に900個だったものが、11月には1,500個売り上げるなど伸びを見せています。
このプロジェクトの商工会議所はこちらです
尾鷲商工会議所
〒519-3611三重県尾鷲市朝日町14-45