このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

市の魚に指定されているクロソイをはじめとする多様な海産物を活用し、創作料理の開発やイベントの開催によるPRなどにより「さかなのマチ室蘭」のイメージを浸透させます。
室蘭は、第三種漁港である追直漁港を始めとする、2つの漁港および2つの漁港区を有し、噴火湾と太平洋の両漁場から多種多様な海産物がとれ、胆振地域最大の漁獲量を誇っていますが、その知名度は低い状況にあります。
平成5年には追直漁港の整備に関する「室蘭市追直漁港地域整備構想(通称:Mランド構想)が策定されており、増養殖事業を推進する「つくり育てる漁港」、地域の活性化を目指した「ふれあい漁港」のコンセプトの基に沖合人工島を始めとする漁港整備が進められ、平成18年3月に「室蘭追直地域マリンビジョン計画」が策定されました。本計画は水産業の振興はもとより隣接する商業地域との連携を図ることによる水産業と商業の相互の発展も目指しており、地元海産物による食の開発提供等が必要とされています。
また、平成19年3月に全国19の商工会議所が参加し設立された「特定第三種漁港都市等・全国主要水産都市商工会議所連絡協議会」(事務局:石巻商工会議所)に本所も加入し、水産業の振興・食文化の発展・観光資源開発等に向け積極的な取組みが求められていることからも、「さかなのマチ室蘭」ブランド化支援事業を実施することとしました。

全国ブランド確立に向けた調査研究

 先進地視察の実施(7月19日・20日)
 地元海産物等を使用したメニュー開発に取り組んでいる先進地視察による調査研究活動を実施しました。※視察先:宮城県松島町(四季彩食松島推進協議会(事務局:松島観光協会))岩手県釜石市(釜石市役所)

 クロソイ・地元海産物を食材とした新料理の開発(9・10月)
 北海道日本料理研究会室蘭支部睦会、(社)全日本司厨士協会室蘭支部、(社)日本中国料理協会室蘭支部に委託し、クロソイ・地元海産物を食材とした新しい創作料理の試作料理をそれぞれ開発しました。

イベントを通じた情報発信及び調査分析

 オールいぶりフェアinさっぽろへの参加(7・8日開催:札幌駅南口)
 「オールいぶりフェアinさっぽろ」において、クロソイ汁を無料で提供し「さかなのマチ室蘭」のPRを行うとともに、「さかなのマチ室蘭」の認知度等のアンケート調査を実施しました。
    ※各日500食提供(2日間合計1000食)
     アンケート回収数504件(内有効回答数473件)

 スワンフェスタ2007への参加(9月1・2日開催:室蘭港中央埠頭)
 「スワンフェスタ2007」において、クロソイ汁を無料で提供し「さかなのマチ室蘭」のPRを行うとともに、市民・近隣市町村住民等を対象とした「さかなのマチ室蘭」の認知度等のアンケート調査を実施しました。
    ※各日500食提供(2日間合計1000食)
     アンケート回収数546件(内有効回答数511件)

 さかなのマチ室蘭『クロソイ・地元海鮮』創作料理 試食会の実施(11月27日)
 北海道日本料理研究会室蘭支部睦会、(社)全日本司厨士協会室蘭支部、(社)日本中国料理協会室蘭支部に委託し、開発された新創作料理の試食会を開催し広くPRするとともに、実際に参加者に食べていただき、料理に対する意見等のアンケート調査を実施しました。
    ※掲載料理は室蘭漁業協同組合女性部に委託し開発。

メディアを通じた情報発信

 地元海産物料理レシピ本の作成・配布(11月27日)
 地元海産物を使用した料理レシピや、旬の魚を紹介するカレンダーを掲載した冊子本「むろらん海の幸料理レシピ20」の作成・配布による情報発信。

 さかなのマチ室蘭『クロソイ・地元海鮮』創作料理の提供店ガイドマップの作成(20年2月予定)
 開発された新創作料理をモデルに『クロソイ・海鮮』創作料理を提供することができる個店を募集し、提供店を紹介したガイドマップを作成・配布します。ホームページの作成・情報配信(20年2月予定)

クロソイ・地元海鮮料理を試作

 北海道日本料理研究会室蘭支部睦会(和食)・(社)全日本司厨士協会室蘭支部(洋食)・(社)日本中国料理協会室蘭支部(中華)の3調理師会に委託し、「クロソイ」と「地元海鮮」に分け、ランチ6セット・ディナー7セットのモデル料理を開発しました。
 室蘭漁業協同組合女性部に委託し、家庭でも気軽にできる地元の海産物を使用した料理を20品開発しました。

 「さかなのマチ室蘭ブランド化支援事業」で開発された料理を参考に、各個店で(仮称)「さかなのマチ室蘭『クロソイ(海鮮)』セット」という統一した名称で連携し料理を提供することにより、参加者が一丸となって「さかなのマチ室蘭」を広くPRする予定です。
 また、(仮称)さかなのマチ室蘭「クロソイ・海鮮創作料理の店」ガイドマップやホームページを作成し、応募した店舗・提供メニューをPRします。
 本市の観光については登別、洞爺湖という温泉地と隣接することから、通過型観光地域となっているが上記ガイドマップ等メディアを活用し、本市の観光滞在時間を少しでも増やし、リピート率を上昇させます。

「オールいぶりフェアinさっぽろ」への参加

 ・無償提供されたクロソイ汁の評価は高かったが、クロソイという魚を知っていた人は全体の6割程度でした。
 ・室蘭の地域イメージは、「製鉄、工業の町」とする回答が78%であったのに対し、「魚の町」とする回答は8%にとどまり、室蘭=魚の町というイメージが弱いことが明らかになりました。

「スワンフェスタ2007」への参加

 ・クロソイという魚を知っていた人は全体の約86%でした。
 ・室蘭の地域イメージは、「製鉄、工業の町」とする回答が73%であったのに対し、「魚の町」とする回答は7.4%にとどまり、市民・近隣市町村住民等の中でも室蘭=魚の町というイメージが弱いことが明らかになりました。
 ・しかしながら、室蘭が多種多様な海産物が獲れ、胆振支庁管内第1位の水揚げを誇る「さかなのマチ」であることを、調査対象の約35%が知っていました。

さかなのマチ室蘭『クロソイ・地元海鮮』創作料理 試食会の実施

 ・開発された各料理、各セットの「味」「外観」に対する評価は比較的高かったが、設定したセットメニューの価格帯の評価は低かったです。(クロソイセット:ランチ2,100円・ディナー3,150円、地元海鮮セット:ランチ1,050円・ディナー2,100円)

このプロジェクトの商工会議所はこちらです

室蘭商工会議所

〒051-0022北海道室蘭市海岸町1-4-1むろらん広域センタービル2階