概要・活動内容
「鉄の歴史」を活用し、他の観光資源との連携による新たな観光を創出します。グリーンツーリズムとの連携による体験学習型観光を開発するほか、市民・観光客等を対象とした鉄の歴史勉強会を開催し、鉄のふるさと釜石のイメージ創出を図ります。
鉄のふるさと・釜石
釜石市の鉄の歴史は、安政4年1857年にはじまり、今日で150年を迎えます。
この度、実施している鉄のふるさと創造事業においては、鉄にかかわる史跡や施設、また現在も発展し続ける企業をストーリー的に結び、新たな産業観光コースを創設するとともに、恵まれた自然を活用したグリーンツーリズム等の体験学習型観光とをマッチングさせた新たな観光開発の構築を図っております。
近代製鉄発祥の地
釜石が、鉄のふるさとといわれる由来は、今からおよそ150年ほど前(安政4年、1857年12月1日)、当時の盛岡藩士「大島高任」が日本ではじめて洋式高炉による鉄づくりに成功したことにあります。
日本では長い間、砂鉄を原料とした古代製鉄「たたら」による鉄づくりが各地で行われていましたが、釜石でつくりられた鉄は鉄鉱石からつくり出された非常に強度のある良質な鉄でした。
今日鉄は、私達の生活に欠かすことの出来ないものとなり、産業機械や電化製品。自動車や電車、高層建築物等に用いられ現在の社会を支えております。この原点がここ釜石でつくられた鉄からはじまっております。
「鉄のふるさと創造事業」モニターツアー
9月21日に釜石製鉄所、鉄の歴史館、橋野高炉跡において、釜石商工会議所女性会を対象としたツアーを実施しました。
「高任の足跡探訪」モニターツアー
10月13日に鉄の歴史館、橋野高炉跡、栗林分工業跡において、釜石市内の一般の方々を対象としたツアーを実施しました。
「鉄のふるさと体験」モニターツアー
12月6日に釜石製鉄所、鉄の歴史館、釜石鉱山、サンフッシュにおいて、盛岡市の一般の方々を対象としたツアーを実施しました。
「かまいしブランド発信企業巡りと三陸の味」モニターツアー
12月19日に(株)グランバー、(株)ニッテツ・ファイン・プロダクツ、(株)サンロック、(株)釜石キャビア、サンフッシュにおいて、盛岡市の一般の方々を対象としたツアーを実施しました。これまで鉄に関連したコースに絞って実施してきた内容とは違い、釜石市から全国、海外へ向けつくり出されている食品製造工場を見学し、新たな産業観光の可能性が見出されました。
新たな観光コースを創設
「鉄のふるさと体験」コース、「高任の足跡探訪」コース、「鉄のふるさと釜石紀行1泊2日」コースの3つの観光コースを創設しました。
計4回にわたり、モニター観光を実施し、新たな観光コースの創設が図られたとともに、市内企業の産業観光に対する意識の高揚が図られ、今後の観光振興の動機付けがなされました。
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釜石商工会議所
〒026-0021岩手県釜石市只越町1-4-4