このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

「新しき観光資源と古き歴史文化が地域を結ぶ」をテーマに国内最大級の貯水量を誇る徳山ダムを新たな観光資源として活用し、芭蕉元禄の街大垣や西美濃地域をつなぐオリジナル観光ルートを設定します。また、地域の健康・健脳食材を活用し、新たな特産品を開発します。

交流産業戦略推進会議の設立

 平成19年5月に岐阜県・大垣市・大垣市観光協会・周辺市町村・バス・鉄道・旅行会社、大学、観光ボランティア団体・市民活動団体などが参画して組織されました。「西美濃地域広域交流産業戦略の提言書」をもとに産官学民とで連携して観光を含めた交流産業事業の具現化に向けて事業を推進していきます。
西美濃地域広域交流産業戦略について
 時代ニーズを背景として、平成16年に交流産業委員会を新設すると共に、交流産業戦略研究会を立ち上げ、平成17・18年度の2ヵ年にわたり研究活動を展開し、「西美濃地域 広域交流産業戦略」を策定し、関係機関への提言も行いました。この提言書の基本理念に「人と人とが生み出す交流と文化」を掲げ「住んでよし訪れてよしのまちづくり」をキャッチフレーズに、平成20年度までに大垣市として年間交流人口300万人を目標とした。また西美濃地域全体としては1,500万人をめざしています。また平成20年3月には、国内最大級の貯水量を誇る徳山ダムの完成が予定されているため、これを大きな観光資源の柱に、またチャンスとして捉え交流人口を増やすことにより、西美濃地域の活性化をめざした事業に取り組んでいます。

西美濃地域の特産を活かした手づくり体験

 地域文化・歴史・伝統などを観光資源とする従来型の観光に加え、その地域のものづくりを活かした産業観光を、もう 一つの柱とすることに大変期待が寄せられています。産業観光は、ものづくりと観光を結びつけるもので、当地域の豊かな資源を活用したものづくり産業を、地域内外に情報発信し集客をはかることができます。このものづくり体験場は、観光コースに組み合わせることにより、交流する人々の知的好奇心を高め、西美濃地域の新たな魅力を創出していきます。ついては、ものづくりの歴史や文化を学び、貴重な体験ができる産業観光の場として、全国各地から多くの人々に体験してもらうことを目的としています。
 1. 古き歴史と日本一生産量を誇る木枡づくり体験
 2. 良質な地下水でおいしい味が引き立つ豆腐づくり体験
 3. 城下町の歴史・文化がただよう和菓子づくり体験

西美濃地域の特産を活かした新商品開発

 西美濃の特徴ある地域資源や技術・技能、また品質や生産量を誇る食材等を有効に活用し、オリジナル商品を新たに開発しました。

 試作品開発状況
 ◎おいしく鳴り枡
 コンセプト:大垣は水の都、水がおいしい、お酒もおいしい、だから大垣産特産の枡も水をおいしく、お酒もおいしくしたい!"の発想から生まれました。
 商品概要:見た目は一合枡。でも飲み物を入れて飲むとアラ不思議!いつもよりまろやかな味の飲料になって枡!底板の内部に埋め込まれた5個の円盤状のセラミクスは、振るとコロコロ音が鳴り、おいしく飲む為の音と言えるでしょう。まさに"おいしく鳴り枡"です。
 商品効果:一合枡の底部にファインセラミクスを埋め込んであり、それの遠赤外線は木を通り抜け枡の中の液体に効果を与えます(液体の粒子を細かくします)。粒子が細かくなった飲料はまろやかな味に変身します。何故かまろみが出るのです。水であればカルキ臭も取ってしまいその匂いが気になりません。商品性を高める為にウレタン樹脂塗料で塗りを施し耐久性を高めますが、このウレタン樹脂塗料には、これまたファインセラミクスの効果を与えてあるのです。その相乗効果は枡ならではのものといえる効果です。今回の新商品開発の音頭とりは大垣商工会議所によるもので、その"交流産業推進戦略会議"は徳山ダムへ訪れる観光客を如何に西濃地方への集客とするかが大きな目標のひとつです。その徳山ダムの"徳"を底板底部にレーザー加工しました。枡は底板の底部に書いた文字はそれがその人に着くと言われます。しゃれを付加価値と捉えて商品に活かしたいと考えます。

 ◎元気が一番
 とうふ大垣の地下水の恵みを豆腐に託しました。岐阜県産フクユタカ大豆(等級品)を原料に大垣の地下水を使用して心を込めて造った豆乳に緑茶、黒胡麻、うこん、アガリクス、梅しそを配合し、ゆっくりと熟成した新しい食感と美味しさを味わって下さい。

 ◎芭蕉木枡揚げ
 おいしい豆腐を絞り、濃厚な旨い豆腐を石臼でしっかりと練りこみ木枡で一枚ずつ丁寧に肉厚の生地を造り、ゆっくりと揚げた正に手作りの油揚げです。よもぎ入りと2品あり。レンジで温めて、出来たてを再現して召し上がって下さい。薄味で含め煮をすると油揚げの旨さがまた格別です。

 ◎豆乳スイーツ
 豆乳と生クリーム、トレハロース、砂糖、寒天、たもき茸が原料で豆腐職人が造った新しい、体に優しいスイーツです。

 ◎腹太鼓開発
 コンセプト
 ・西美濃地域の歴史・文化にふさわしいオリジナルな和菓子の開発
 ・大垣の歴史を紐解き、過去にあった風習・行事に因んだお菓子を開発
 ・大垣で昔行われていた「腹太鼓」という風習を再現「腹太鼓」・・・9月9日の農家の節句の日に、藁を巻いた木の棒を持った子供たちが民家を訪ね、「九月の節句は腹太鼓、腹につかえて、ようたたかん」と言いながら、その文句の一節一節で棒を大地に叩きつける。

 商品イメージ
 ・素材イメージ
 ・米、もち米を使う
 ・地域の特産品、作物を使う
 ・「腹太鼓」が行われていた時代によく使われていた食材を使う(栃の実、黍、粟など)
 ・形状イメージ・腹太鼓に使う棒をイメージした細長いもの・串に刺す
 ・販売方法イメージ・イベントで売るには実演販売に適したもの
 ・それぞれの店の個性が出しやすいもの

開発商品「腹太鼓」

 団子生地に栃の実と胡桃を練りこみ、串に刺して焼きました。焼いた後はたれに絡めて召し上がります。今後、各店での発売に関しては団子生地に練りこむ素材やたれなどで個性を出せると良いと思います。

『西濃・まるごとバザール・インおおがき』

 11月17日~18日、大垣駅前通り一帯(中心市街地)において、「西濃・まるごとバザール・インおおがき」を開催しました。新商品(おいしく鳴り枡、元気が一番とうふ、芭蕉木枡揚げ、豆乳スイーツ、腹太鼓)を出展し、紹介しました。西濃・まるごとバザール・インおおがきは、西濃地域の市町や商工団体から各地の特産品や日用雑貨など西濃地域最大の約130店のテントを並べて大垣商工会議所が主催するイベント事業です。

モニター調査、研究、アンケートを実施

 11月4日、1月10日、11月25日に観光コース試乗会を開催しました。参加者を対象にアンケート調査を実施し、新たな観光コースを設定するため、岐阜経済大学へ基礎データとなる調査を依頼しました。

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大垣商工会議所

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