紀州田辺ほんまもん「食・観光・物産」連携開発事業

地域の食をテーマに、新たな特産品・観光サービスを開発

　温暖な気候、海、山など恵まれた自然環境に恵まれた紀州田辺には、豊富な食資源があります。古くからの独自の食文化もあり、地元住民の地域の食に対する満足度は高いのですが、地域外からの認知度は低く、評価に結びついていませんでした。
　そこで今回、梅、新鮮な海産物、熊野牛など地域の食資源を利用し、新たな特産品、飲食サービスを開発し、それらを「うまい！田辺」をキャッチコピーとして地域外の方に広くPRしていきます。
　地域の食をテーマに、製造・販売・サービス業者などが連携し新たな特産品やサービスの開発し、地域の新たな魅力として発信し「うまい！田辺」のイメージづくりに取り組みます。

梅の床漬、あがら丼、田辺の新駅弁などを開発

　新たな特産品として、梅干で野菜を漬けたお漬物「梅の床漬」と、地域の様々な食品メーカーが製造する商品を詰め合わせた「紀州田辺ほんまもん物産詰め合わせ」を開発しました。開発に当たっては地元主婦、観光ボランティアガイドなどの協力を得て、ギフトセットにしたい内容のニーズ調査を行い、開発に活かしました。この詰め合わせを東京ビッグサイトで開催されたスーパーマーケットトレードショー2008に出展し広くPRしました。
　また、紀南地域へ訪れる観光客に、田辺の美味しいものをPRするために、地域の食材を利用して丼メニューを開発しお昼ご飯として提供するサービスを開始。「あがら丼」と名づけてPRしました。
　この他、観光客に地域の食をPRするために、地域の食材を活かした新しい駅弁の開発、夜ご飯のメニュー開発・食べ歩きマップづくりに取り組みました。
　「食」に携わる地域の様々な事業者が「うまい！田辺」を合言葉に連携し、食をテーマに新しい取り組みが進んでいます。

田辺に来たら「あがら丼」

　しらす、かつお、梅干、なんば焼き（かまぼこ）など田辺の美味しい食材を使って、地元のお店が独自の丼を考えました。田辺の「うまい！」をお楽しみ頂けます。
※「あがら」とは当地域の方言で、「私たち、我々」を意味します。「あがら丼」は私たち田辺のお店が、地域の食材を使ってご提供する丼という意味を込めて名づけました。

期間限定メニュー「あがら丼」の販売

　田辺市内の飲食業者20店で平成19年11月1日（木）～平成20年1月31日（木）の期間には観光客・ビジネス客に田辺ならではの美味しいメニューをお昼ご飯として気軽に楽しんでもらえるように、各店が田辺らしいオリジナル丼を開発し提供しました。「あがら丼」を食べたお客様にアンケート調査を実施し、より魅力のあるメニュー開発に活かしていきます。　又、マップを作成し、HP、チラシでPRしました。

「うまい！田辺」のPR

　平成19年12月17日（月）、JR紀伊田辺駅に「あがら丼」、「紀州田辺ほんまもん詰め合わせ」のPRコーナーを設置し、乗降客にチラシを配布しました。