概要・活動内容
山芋(自然薯、つぐね芋)や黒大豆(作州黒)を核にした産学官民連携、農工連携による商品開発を行います。
産学官民連携・農工連携による新商品開発
平成8年より産業振興の方法として産学官連携による新商品開発を推進しており、これまで培ってきた情報ネットワーク、人的ネットワーク、開発ノウハウを活用し、食品加工事業者と農業生産者が連携する、いわゆる全国でも稀な農工連携による新商品開発を推進中。昨年出展したグルメ&ダイニングスタイルショーの新製品コンテストに、今回の補助事業で開発した「黒大豆と米粉のスティックケーキ」「黒とら」がフード部門で最終選考に選出されました。またブラッシュアップした「山の芋焼酎おしゃれボトル」がビバレッジ部門・審査員特別賞、「踊る!たこ焼き器」がキッチン&ダイニンググッズ部門で大賞を受賞するなど、商品力の高さや魅力を認めていただき、ギフトショーを含め全国規模のコンテストに過去4回出品し、4回連続で賞を受賞しました。
(1)黒大豆を活用した新商品として、「黒大豆と昆布の佃煮」「黒とら(どらやき)」「作州黒と米粉のスティックケーキ」はほぼ出来上がった。その他に、「黒豆榕菴コーヒー」「黒豆まんじゅう(仮称)」を開発中です。
(2)自然薯を活用した新商品としては、「極上チーズケーキ」を開発。「自然薯鍋(仮称)」を開発中です。山の芋おしゃれボトルは既存商品をパーティー等、各シチュエーションに利用できるように改良しました。
(3)家庭用の山の芋入りたこ焼き粉販売促進のため自動で作る「踊る!たこ焼き器」を開発しました。
現在、自然薯を活用した郷土料理「自然薯鍋(仮称)」を試作中。完成後は本年4月以降のさくら祭り等のイベントにあわせ、観光会社と提携し、観光客に自然薯味覚ツアーを検討しています。黒豆榕菴コーヒーについて、津山藩医であった宇田川榕菴が現代の珈琲という漢字を考案しており、そのストーリー性から平成21年に津山洋学資料館移転に伴う、観光資源の一つとして活用予定です。
津山版産業クラスター構築に向けて
津山地域は、古代から美作国(みまさかのくに)の州府として栄え、豊かな自然・景観に恵まれ、良質な山の幸を産する国として知られてきました。米、酒、穀類、果物、畜産物など多様な産物があり、最近では山芋(自然薯・つぐね芋)、黒大豆(作州黒)の産地として知られています。育種選抜した自然薯「草苅号」は平成9年に自然薯として日本で初めて農林水産省に品種登録(第5373号)され、また黒大豆「作州黒」は平成17年度生産量全国一位になるなど特長ある地域資源が津山地域にはある。他地域と差別化を図るためには、これらの地域資源を中心に産学官民連携・農工連携による新商品開発や既存商品を改良し、全国へPRを行い、津山地域における食品産業クラスターの形成を図り、津山地域のブランド構築を目指しています。本事業では、(1)食品産業クラスターと(2)農業(あぐり)クラスターを包含した、いわゆる農工連携の取り組みとして、地域資源である多様な農畜産物(特に「山芋」「黒大豆」)を活用し、地域の食品製造業者を核に、生産者、大学、公的研究機関、流通・小売業者、飲食店、機構、岡山県、津山市、津山市観光協会、津山商工会議所などが連携しながら、特産品開発と既存商品の改良、販路開拓とブランドの構築を図ります。
美作の国つやま山の幸フェア
12月2日~12月2日津山リージョンセンターにおいて美作の国つやま山の幸フェア」を開催しました。自然薯・黒大豆を中心に地域資源を活用した新商品等を地元にPRし、来場者数は約5000人でした。
グルメ&ダイニングスタイルショー
10月10日~10月12日、東京ビッグサイトで行われた「グルメ&ダイニングスタイルショー」で、自然薯・黒大豆を中心に地域資源を活用した新商品等のPRを行いました。
アンケートを実施
美作の国山の幸フェアにおいて新商品の試食アンケートを実施し、現在集計中です。自然薯成分分析、自然薯栽培に使用している土壌分析は現在依頼中です。
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津山商工会議所
〒708-8516岡山県津山市山下30-9