概要・活動内容
山口、防府、長門、津和野の4地域が、それぞれの地域の「食」のブランド化を図り、「食」を中核として参加体験プログラムや既存観光資源を結び付けるなど、4地域をネットワーク化した広域観光ルートを再構築します。
地域の素材を活かした食の満足度アップで全国発信!「津和野のさば」「防府の天神はも」「山口の外郎・大内塗」「長門の焼鳥」
本プロジェクトでは各地域の地域資源発掘と再評価のため調査を実施。津和野ではその昔、津和野藩の殿様が山陰から飛脚を使って魚を運ばせていて鯖街道とよばれていた。津和野祇園祭のさぎ舞神事にも鯖料理が登場していたことから「さば」料理の開発を行います。防府はこれまで地元ではあまり流通せず主に関西へ出荷されていた「はも」をテーマに季節が限定され夏場しか味わうことのできないはも料理を通年商品として「はも弁当」の開発を目指しています。山口は地元で古くから愛されている「外郎」をテーマに、従来のお土産主体の消費スタイルから、地元でも食べてもらえるように喫茶店等のデザートメニューとして、ターゲットを若い女性に設定し、外郎を材料とした「外郎スイーツ」「外郎デザート」の開発を目指しています。また、「大内塗」については、人形が売上げの大半を占める現状から、現在のライフスタイルに合わせた料理の器としての新しい分野での、大内塗の開発を目指す。長門は人口あたりの焼鳥店が日本一ということから「焼鳥」をテーマにこれまでの焼鳥のイメージを一新し、昼間のメニューとして日帰りの観光客を対象にした焼鳥ドッグ、焼鳥どんぶり等の開発を進めます。
試作品開発状況
防府:瀬戸内海でとれたはもの弁当開発。防府天満宮の梅にちなみ、梅肉やシソの実入りご飯でさっぱりとしたはもの味を引き出す。
長門:人口1万人あたりの焼鳥店の数が日本一ということで地元の長州どりや卵を使ったお昼の食材としての「焼鳥丼」「焼鳥バーガー」の開発。
山口:大内人形が全体の7割を占める現状から、新しいライフスタイルを求める若い女性をターゲットに、通常の生活で使いたくなる新しい分野の大内塗の開発。四季の図柄を配した、板膳、箸置き、弁当箱、ぐいのみ。外郎の新たな食べ方として外郎を材料とした外郎デザート、外郎スイーツを開発。
津和野:鯖と旬の地元食材にこだわった鯖料理の開発。 モニターツアーの調査結果を踏まえて、4地域共同の「食」を中心としたパンフレットや新しい切り口で観光資源を紹介するホームページを作成し、広域エリアへの情報発信を行います。
地域ぐるみで取り組む地域資源を活用した観光開発
観光客を誘致するためには地域単独ではなく、観光関係団体が相互に連携し、広域観光に取り組むことが必要であるとの認識から山口市、防府市、長門市、津和野町の4つの地域が相互に連携をすることで総合的な魅力度の向上に努め、広域集客を目指します。4つの地域における「食」のブランド化を推進するとともに、「食」を中心とした参加体験プログラムや既存の観光資源を結び付け、点から線、線から面へと観光地の魅力アップを推進し、更には4地域をネットワークした広域観光を再構築し、集客力を高めることで、観光産業全体の振興を図ります。
モニターバスツアー
9月22日~23日、山口市・津和野町・防府市でモニターバスツアーを実施。10月6日~7日、長門市・津和野町・山口市でモニターバスツアーを実施しました。(各10組20名)
モニターレンタカーツアー
11月24日~11月25日、山口市・津和野町・長門市・防府市でモニターレンタカーツアーを実施しました(10組23名)。第3回和のある暮らしのカタチ展 1月18日~1月20日、リビングデザインセンターOZONEにおいて、大内塗を出展しました。
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山口商工会議所
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