このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

宇佐市の伝統的な食材である海老、麦をテーマにした新特産品を開発し、環境保全の為に、八万本の植樹を目指す宇佐ブランド「八萬本の樹」を立ち上げます。ブランド名は8万本の植樹活動の夢と、当宇佐市にある全国八幡宮の総本社「宇佐八幡宮」にちなみました。

地域の食品加工技術に再注目した新商品の開発

 宇佐の海にもまれ、美味しく育ったエビと大地に根を張った麦。もう一度見つめなおそう、味わおうということで、味にこだわる宇佐の先人たちが工夫してきた食べ物、飲み物を改めてアレンジしました。
 宇佐市の代表的な食材であるエビと麦をテーマにし、新しい特産品の開発を異業種が協力して行いました。

地球環境の保全に目を向けた地域ブランド作り

 安心、安全な食を届けたいという責任から、地球環境の保全にも目を向けました。
 宇佐市の食品加工技術は、豊前海の海の幸と広大な宇佐平野により育てられたものです。海や平野を豊かである為には、上流の山が豊かでなくてなりません。
 広葉樹の落葉が、山の土壌を豊かにし、下流の平野や海に豊富な養分を運んでくれるからです。 
 今回立ち上げる「八萬本の樹」ブランドはその収益で植樹を行ない、豊かな山林を保全することを目的の一つにしています。

八幡信仰の発信地宇佐

 宇佐市には全国八幡宮の総本社宇佐神宮があります。神仏習合の象徴である八幡信仰の発信地から、全国に美味しい食品を届けたいという事で、ブランド名には八幡宮の八幡と8万本の植樹を掛けた「八萬本の樹」という名前を付けました。

試作品開発

 ・冷凍浜ゆでエビ:郷土料理のザッコ海老の塩茹でを自然解凍、レンジ解凍の両方で食せるよう加工
 ・エビの杜氏漬け:天然海老を粕漬けにしました。
 ・海老八萬酒:廃棄していた海老の頭部を乾燥処理し、フグのヒレ酒の要領で飲めるよう加工
 ・海老ドレッシング:海老風味のドレッシング
 ・海老だし:海老の身やミソを調味料と配合し、ペースト状の海老だしに仕上げました。
 ・杜氏パン:地元酒蔵から採れる極上の酒粕をパンに使用し、食感の良いパンを作りました。
 ・麦焼酎ボンボン:宇佐市にある7つ焼酎蔵の焼酎がそれぞれ入ったチョコレートボンボン
 ・海老のラングドーシャー:海老風味が楽しめるラングドーシャ(洋風せんべい)
 ・海老の味一ネギ焼き:大分県名産味一ネギと豊前海の海老を使ったネギ焼

大分ビジネスリンク

 平成19年11月7日に別府ビーコンプラザにて、各試作品200食について試食会を開催しました。また官能調査表によるアンケートを実施し、試作品改良の材料にしました。

大分大学・宇佐商工会議所 産学異業種交流会

 平成19年11月20日に本商工会議にて、麦の歴史・文化に関する講演会、ポジティブリストに関する講演会産学連携の事例発表や試作品開発の途中経過発表、試作品の試食会、試食アンケート実施をしました。

宇佐市の食品加工技術を結集し、独自ブランドの形成を・・・

 九州屈指の平野部と、豊前海を有する宇佐市には、優れた食品加工技術を持つ企業が多く存在していますが、独自ブランドでの営業を展開している企業は多くありませんでした。多くの仕事がコストの安い海外の工場へ流出する中、地域の食品加工業にとって、高付加価値商品の独自開発が大きな課題となっています。
 そのような背景から、宇佐市が持つ素晴らしい食品加工技術を異業種が連携して高付加価値商品として売り出すための地域ブランド作りが始まりました。

夢は八万本の樹の植樹

 地域の食材や加工技術を活用した商品を、業種、業態の垣根なく開発し、地域ブランドとしての収益が出たときには、自然に還元すします。
 このサイクルが完成する為には、今後も様々な努力が必要となります。

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宇佐商工会議所

〒879-0456大分県宇佐市大字辛島198-2