このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

木工や陶芸、染色、ガラスなどの工房が数多く集まり、北海道の一大クラフト産地としての顔を持つ旭川市。旭川商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【旭川工芸ブランディング事業】を実施。

概要・活動内容

旭川クラフトを全国的なブランドとして定着させるため、平成20年11月に東京ビッグサイトで開催されたライフスタイルショー「IFFTライフスタイルリビング」に出展する新作が制作された。市内及び周辺21の工房からなる作家団体「旭川クラフト協議会」を中心に、各工房の意見交換の場が設けられ、デザイナーやバイヤーといった専門家の講義も行われた。ライフスタイルショーには、デザイナーとのコラボレーションから生まれた、高橋工芸の「kakudo plate」や「kakudo dish」などが展示された。これらは日用品としての使いやすさを組み込みながらも、高い品質を持つロングライフ商品を目指したものだ。ほかにも、淳工房「雪原~早春」や瀬戸晋「ぐいのみ(透)」など、デザインと機能を兼ね備えたオリジナリティあふれる作品が並んだ。

その他の活動

工房やギャラリー、カフェやレストランが住宅街の中に点在する「嵐山陶芸の里」。この里を中心とした各工房を巡るプレスツアーが実施された。雑誌社による現地取材によって、旭川ブランドの工芸作品が持つクオリティの高さが全国に発信された。また、作品だけでなくこのクラフトの街が持つ観光スポットとしての魅力にも、各メディアの注目が集まっている。

担当者からの一言

「一つのブランドとして結束したことで、ジャンルや世代を超えた一体感を生みだすことができました。若手とのコンタクトで刺激を受けた重鎮は創作活動の幅を広げ、技術や精神を伝えられた若手クラフトマンは新たなステージへと駆け上がったと思います。このように旭川クラフトが次世代へと継承されていると、バイヤーや一般の方々にも伝えられたことが、本プロジェクトの一番の収穫だったといえます」(担当:大野恵司さん)

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旭川商工会議所

〒070-8540北海道旭川市常盤通1丁目