恵まれた気候と土壌、地理的条件を生かし、北海道央圏への野菜供給基地として大きな役割を果たしている伊達市。伊達商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【伊達ウェルシーフード開発事業】を実施。
概要・活動内容
地元産のウェルシー(豊かな)フードを使った新メニューや特産品開発のため、新聞広告や専用サイトを使ってアイディアを募集。選ばれたレシピは、北海道の名産サケをつみれにして入れる「サーモンボールカレー」や、生産量が道内一であるアロニアを使った「伊達(アロニア)水餃子」など全6品。伊達の味を知り尽くした市民の知恵と恵まれた食材のコラボレーションで、新しい形の北国メニューが生み出された。
その他の活動
公募以外に、長野県のフランス料理店「エスポワール」のオーナーシェフ藤木徳彦氏に新メニュー考案を依頼。ポストブルーベリーとして注目を集めるアロニアを使ったソースを地域の新たな特産品として開発した。平成20年11月に新メニューの品評会「メニュー&特産品試作品試食会」を開催。藤木氏が考案したメニュー5品に加え、公募から選出した6品の試食会が行われたほか、アンケートの集計を参考に選ばれた全8品をレシピ集にまとめ、地域共有の財産として、商品化を進めている。
担当者からの一言
「道外の専門家にも協力を仰いだことで、打ち合わせや調整には大変苦労しました。また、食文化や好みの違いからか、地元の方々は道内の味を選んでしまう傾向があります。新たな食文化を築くために、道外の味も取り入れていこうと思っています。今回は、8品のレシピを作成したことでまとめとしましたが、商品化に向けて一つ一つ育てていく楽しみができました。伊達のウェルシーフードは、まだまだ終わりではありません」(担当:笠師芳和さん)
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伊達商工会議所
〒052-0015北海道伊達市旭町24番地