キュウリの名産地として知られるほか、松尾芭蕉ゆかりの地でもある福島県須賀川市。須賀川商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【ニューツーリズム開発と伝統行事の融合】を実施。
概要・活動内容
日本三大火祭り「松明あかし」や国指定の名勝「須賀川牡丹園」、奥の細道行脚の途中に松尾芭蕉が逗留した地として建てられた「芭蕉記念館」など、魅力的な観光資源を持つ須賀川市。より一層の観光客誘致を目標に、街全体を利用した新しい観光ルートが企画された。市内にたくさんある坂道を回ることで、街の観光スポットを巡る「すかがわ坂物語」や、須賀川出身の特撮の神様、円谷英二に関わるスポットを回る「ウルトラマンがここにいる!」など、さまざまなコースを用意。これら観光コースは、まちなか歩き用ハンドブック「ぶらり坂道 馬の背の街すかがわ」にまとめられ、新しい須賀川の楽しみ方が紹介されている。
その他の活動
地域ブランド品の核として、生産量日本一を誇るキュウリを使った新商品が開発された。“みずみずしさ”をコンセプトに、さわやかな香りが抜けていくきゅうり焼酎「スカQ」や、「きゅうりの肌パック」などが試作品としてつくられた。同商品は、2月に東京ビッグサイトで開催された「feel NIPPON」で発表され、キュウリの新しい活用法を見出した注目のブースとなった。
担当者からの一言
「現在、地域の観光資源や商店街を取り巻く環境が非常に厳しく、観光客の減少に直接結びついてしまっています。今回、作り上げた新商品がひとつの起爆剤となり、街が活気づいてくれればと思います。今後は本プロジェクトを終わらせることなく、起業化、事業化へと結びつくような展開をしていくことが使命だと感じています」(担当:渡邉司郎さん)
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須賀川商工会議所
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