金属加工、金属研磨で世界的に有名な新潟県燕市。燕商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【ステンレス製リユースマイカップの開発】を実施。
概要・活動内容
商工会議所を窓口とした金属加工の共同受注体制「磨き屋シンジケート」は、金属研磨において高い技術と歴史を持つ市内40社以上の金属加工業者で構成されている。世界的にも評価の高い“磨き屋”の技術を活用し、環境保全をコンセプトにステンレス製のECOカップが制作された。繰り返し使えるステンレス製なので、野外イベントやスタジアムなどで使い捨てされることなく、ゴミの削減につながる。また、カップの内面を磨き上げることで、クリーミーな泡を作り出し、ビールのエグ味がとれ、冷たさと泡を保ったおいしいビールが飲めるという逸品だ。
その他の活動
開発目的である野外イベントなどで「ECOカップ」をテスト販売。「アースセレブレーション2008」で200個、「プチロックフェスティバル’08」では100個を売り上げ、紙コップの削減にもつながった。また、平成20年12月に東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2008」への出展や、テレビ、新聞へのメディア露出も積極的に行われ、大都市圏への販路も拡大された。
担当者からの一言
「1月にテレビで当プロジェクトを含んだ『磨き屋シンジケート』の取り組みや技術支援施設である『磨き屋一番館』での人材育成を取り上げていただきました。放送を見た方々からECOカップの注文が殺到して、全てをさばききるのに2、3日徹夜しましたよ。燕市が誇る金属研磨技術をもっと発信していき、『磨き屋シンジケート』の窓口としてこれからも励んでいきたいと思います」（担当：高野雅哉さん）
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燕商工会議所
〒959-1289新潟県燕市東太田６８５６