雄大な自然環境と、縄文時代から湧き出るという上諏訪温泉や横谷渓温泉など数多くの天然温泉を有する長野県諏訪地方。諏訪商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【「観光アイデンティティ確立」と「観光住民票制度」による交流人口拡大事業】を実施。
概要・活動内容
天然温泉や大自然、おいしい味覚と観光資源が充実している諏訪は、旅行好きにとって魅力あふれる地域。この資源を生かし、観光地として何度も足を運んでもらえるように、観光客を住民に見立てた「観光住民制度」が考えられた。同制度は、観光客による地域への経済効果を重視し、地域の一員として迎えることで地域とのつながりを強め、口コミ情報を発信してもらったり、“ご意見番”として意見やアイデアをもらうなど、魅力ある観光づくりに協力してもらうのが狙いだ。平成20年12月に、観光旅行好きや、観光で諏訪に訪れたことがある人などを対象に「観光住民モニター」を募集。モニターには150名以上が参加し、専用のweb掲示板（現在は改装中）を通し、ガイドブックには載っていない情報を受信できたり、調査のためのアンケートに答えてもらうなど、モニターを通して諏訪の情報が全国へと発信された。
その他の活動
平成21年2月に、1年の活動の締めくくりとしたイベント「諏訪ホームカミングデー」が開催された。観光住民制度のモニターに参加した“第2の住民”を対象に、地域の住民との交流会や、通常の観光にはない飲食店や旅館での体験会など、地域住民と観光住民が互恵関係を築くことを目的としたプログラムが実施された。
担当者からの一言
「信州諏訪には、楽しいこと、美しいもの、癒される場所など、元気になれるところが満載です。これまでは、すばらしい資源をたくさん持ちながらも、なかなか全国へと情報を発信できていませんでした。今回のプロジェクトを継続していき、“第2の住民”の皆さんとともに、全国に諏訪の名前をとどろかせていきたいと思います。4月以降には、正規の観光住民を募集しますので、興味がある方はぜひご参加ください」（担当：中沢源雄さん）
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諏訪商工会議所
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