市内の約7割が森林地域に囲まれた埼玉県飯能市は、首都から最短距離でヒノキやスギなどの良材を供給できることで、江戸時代から東京の発展を支え続けてきた。飯能商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【新たな西川材の利用及び特産品の開発研究等を目的とした農商工連携推進事業】を実施。
概要・活動内容
地域活性化のため、古くから材木のブランドとして地位を築いている「西川材」の新しい利用法や、地域の顔となる新商品の開発を目指している。開発に向けて市と各事業所の連携を図るため、2月に「農商工普及セミナー」を開催。「名栗川流域の特産品を使った新事業を!」をテーマに、班分けされた各チームから意見を出し合う参加型プログラムも行われた。セミナーには、森林組合林業グループ、農業青年会議所、商店街連盟、飲食店組合など、市内の産業を支える50人以上が集まり、意欲的な意見交換が行われた。
担当者からの一言
「セミナーでは、参加者を飲食・施設・観光要素・歴史文化の4チームに分け、各班に西川材と新商品の事業計画を考案・発表してもらいました。参加型のセミナーにしたことで、事業者の皆さんがどれだけ地域の活性化について考えているかを改めて実感しました。これらは、今後の事業計画の貴重なアイデアとして活用していきます。実際の開発に先立ち、地元を愛する参加者の方々に出会えたことが、一番の収穫だと思いますね」(担当:木崎幸長さん)
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飯能商工会議所
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