国指定史跡の「井野長割遺跡」や、上杉謙信が攻めあぐねた城「臼井城」など歴史と文化が街の中に溶け込んだ千葉県佐倉市。佐倉商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【佐倉市及び成田空港周辺エリアに今も息づく東国文化発信プロジェクト】を実施。
概要・活動内容
佐倉は、いくつもの時代を経た現在も、その面影を随所に見ることができる城下町だ。その地域資源である歴史や文化と、街の資源である産業や飲食などを一つにまとめ、佐倉をまるごとプロモーションできるシステムが構築された。「タッチ佐倉」と銘打ったこのシステムは、web、モバイル、タッチパネル端末、紙媒体など各種メディアを活用し、幅広い地域へのPRを展開。公式ホームページ「タッチ佐倉」を立ち上げ、観光、歴史、買う、食べるなど、街の観光資源をジャンル分けし、佐倉の魅力をわかりやすく案内している。同様のものを、市内に設置されたタッチパネル端末やモバイルでも閲覧でき、“見て、歩いて、感じて”もらうナビゲーションシステムが誰でも利用できる。
その他の活動
平成20年12月に佐倉市立美術館で「佐倉市観光プロモーション ミニフォーラム」が開催された。市内外に向けてのナビゲーションシステム設置に先駆けて、「佐倉の地域資源」をテーマに討議を実施。ゲストパネラーとして、以前より佐倉市と交流のある木村俊昭氏（内閣府地域再生事業推進室企画官）や市内在住の車だん吉氏（俳優、タレント、声優、ナレーター）、白井貴子氏（シンガーソングライター、環境省3R推進マスター）を招待し、佐倉の魅力について意見交換の場が設けられた。
担当者からの一言
「IT社会の進化を改めて認識しました。パッケージソフトではないだけに今では笑い話のような苦労もありましたが、どうにか形にできた時、全国区のテレビ番組に佐倉が登場するという朗報が舞い込みました。今回のプロジェクトを、全国のメディアの視点で再評価され、一連の活動の成果となりました。ご覧になった方も、そうでない方も、佐倉を楽しみにいらしてはいかがでしょうか」（担当：宮本務さん）
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佐倉商工会議所
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