市内に焼津港と小川港のふたつの港を持ち、カツオの水揚げ量では日本一を誇る静岡県焼津市。焼津商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【「かつお」「まぐろ」を使った新商品開発】を実施。
概要・活動内容
市内の事業者に、特産品であるカツオとマグロを使った新商品案を募集。選定されたアイデアから3つの新商品が開発された。ティーバッグでカツオスープが楽しめるちきり商店の「鰹ちゃ」、カネオト石橋商店の「鰹の魚醤」は、特産品のカツオの風味を余すことなく伝えたもの。また、地域を代表する商品にするべく作成された「ツナど~ら」は、マグロフレークとチーズをブレンドしてパイ生地で包んだ新感覚スイーツだ。
その他の活動
新商品開発のため、各種専門家を招聘し、開発チームを編成。開発プランが採用された企業を中心に、静岡県工業技術研究所や静岡県水産技術研究所などの公設機関、地元の大学講師や市内飲食店事業者がアドバイザーとして事業に参加した。学生などによる消費者モニター調査の結果や、展示会への出展による小売店バイヤーなどからの意見を参考に、産学官が一体となって開発を進め、焼津らしい商品の登場となった。
担当者からの一言
「今回、開発された商品は、開発者の思いが込められた“これぞ焼津”というものになっています。カツオをスープとして飲む新しいライフスタイルを提案する『鰹ちゃ』、プロにも通用するうま味成分が凝縮された『鰹の魚醤』、焼津のマグロを使った新感覚のお菓子『ツナど~ら』が、焼津の顔となるべくして生まれました。いずれも、今後焼津を代表する商品となると確信しています」(担当:林直弘さん)
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焼津商工会議所
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