知多半島の入口に位置し、愛知の空の玄関口である中部国際空港や、国の重要有形民俗文化財に指定されている「登り窯」などがある観光コース「常滑やきもの散歩道」で有名な常滑市。常滑商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【「知多半島ゲートウェイ(入口出口)」プロジェクト】を実施。
概要・活動内容
常滑市が知多半島のゲートウェイとして発展していくため、観光地としてのポテンシャルが調査された。老若男女が楽しめる、世代を問わない集客力を持っているか、また、観光客の滞在時間を延ばし、観光地同士を結び付けていく仕組みが作れるかの2点を中心に調査が進められた。「やきもの散歩道内」にある店舗では、来店者を対象に性別、年齢、移動手段、情報の入手方法などについてアンケートを実施、また、日間賀島では交通手段などの調査を行うなど、来訪した観光客が統計的に分類された。また、知多半島内の観光事業者を対象に、事業者の目線から見た常滑のゲートウェイとしての役割についての意見が集められた。
その他の活動
“観光施設としての中部国際空港”の観点から、平成20年12月に、中部国際空港と連携した観光促進のための会議が実施された。会議では、「中部国際空港」「常滑やきもの散歩道」「南知多」など、知多半島すべてを巡る観光ルートの作成に向けて討論が交わされた。中部国際空港は、商業施設のほか、現在就航している世界最大級の運搬用輸送機ドリームリフター、1月から旅行業者を対象に募集をしている制限エリアツアーなど、観光資源としても多岐に渡る魅力をもつ。今後も地域の観光開発のために協調を図っていく予定だ。
担当者からの一言
「これからの知多半島観光と常滑市の役割を考えていく上で、『常滑やきもの散歩道』の中に、その答えはあるのではないかと考えました。歴史と文化に支えられたものだからこそ、観光としての魅力が発揮できたのであり、これから始めるものであっても、それは同様のことをいえるのではないでしょうか。“やきもの散歩道”から“常滑フリーク”が生まれたように、今後は、“知多フリーク”の誕生のために心血を注いでいきます」(担当者:嶋崎幸子さん)
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常滑商工会議所
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