平成16年に世界遺産に登録された「熊野古道」を有する三重県尾鷲市は、熊野灘に面しており、マダイ養殖が盛んなことでも知られている。尾鷲商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【農商工連携による「養殖マダイの特産品開発」と「おわせ特産品玉手箱」づくり大作戦!】を実施。
概要・活動内容
これまで、大半が活魚のまま市外に流通していたという代表的地域資源・養殖マダイ。地域での加工や消費を増やして付加価値を上げようと、養殖マダイを使った「尾鷲鯛めし弁当」が新しく考案された。観光物産協会の飲食部会などが中心となり、マダイ養殖業者や加工業者などと連携、テレビ番組「ドキュメント挑戦」(NHK)に取り上げられた三重県立相可高校食物調理科にも協力を仰いだ。弁当のレシピ考案、試作品の開発、オリジナルのパッケージなどが進められ、完成後は市内で発表会やキャンペーンも行われた。
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その他の活動
地元の特産品の販売体制を見直し、情報発信を含めた新しい流通体制を作るため、旬の特産品盛り合わせパック「尾鷲まるごとヤーヤ便」が商品企画された。熊野灘の魚介類や干物、地元産野菜など、季節に合わせた特産品の詰め合わせが会員制で通信販売されるものだ。平成21年7月より年4回の販売が予定されており、尾鷲観光物産協会のホームページで予約申し込みが始まっている。また、会員には地域の情報を盛り込んだ「尾鷲がんばんりょる新聞」も送付され、尾鷲の魅力が味覚と情報で全国に発信される予定だ。
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担当者からの一言
「尾鷲には世界遺産に登録されている熊野古道や、みえ尾鷲海洋深層水を活用した温浴施設『夢古道の湯』があります。ぜひ古道を歩き、深層水風呂に入って、今回の事業で開発された『尾鷲鯛めし弁当』を味わっていただき、多くのみなさんに、身も心も尾鷲を満喫してもらいたいですね。また来年度から、熊野灘の魚介類や干物、地元の採れたて野菜、銘菓など、旬の特産物を詰め合わせた『尾鷲まるごとヤーヤ便』も、年4回のお届けを始める予定です。たくさんの方々に尾鷲の特産品を味わっていただければ幸いです」(担当:村嶋篤史さん)
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尾鷲商工会議所
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