年間10億円の生産量を誇る牡蠣の一大名産地として有名な三重県鳥羽市。鳥羽商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【やまとたちばなと牡蠣・青都とば・2つの新ブランド構築プロジェクト】を実施。
概要・活動内容
鳥羽市の魅力を伝えるため、伊勢志摩の恵みを利用した新しい特産品の開発が行われた。ビタミンなどが豊富に含まれる鳥羽・浦村牡蠣のエキスを使用した「牡蠣醤油」と「牡蠣ぽん酢」は、豆腐や卵かけご飯との相性抜群のコク深い味わい。また、心地よい爽やかな香りとほろ苦さが持ち味の「やまとたちばな茶」は、発ガン物質抑制効果やコレステロール値低下が期待される、貴重なやまとたちばなの葉を使ったお茶だ。そのほか、やまとたちばなのお香などが開発され、“青都とば”が誇る農水産物が、地域を代表する特産品として生まれ変わった。
その他の活動
開発商品のPRのため、2月に東京ビッグサイトで開催されたギフトショー「feel NIPPON」に出展。全国の消費者やバイヤーに対して、新しい鳥羽の魅力が紹介された。また、同商工会議所公式ホームページに、新商品の紹介や、牡蠣の食品としての安全性を紹介した「鳥羽・浦村牡蠣の安心システム」などを掲載。今後は通信販売にも対応し、全国への販路拡大を目指していく。
担当者からの一言
「これまでも地域オリジナルの商品は数々ありましたが、今回の商品は過去最高傑作だという自信があります。鳥羽を代表する食材である牡蠣とやまとたちばなで作った商品が、同じく地域を代表する顔になってくれたらと思っています。開発にご協力いただいた全ての方々の思いが、全国の皆様の元に届くことを願っています」(担当:岩佐寿さん)
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鳥羽商工会議所
〒517-0022三重県鳥羽市大明東町1番7号