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平成16年に世界遺産に登録され、一躍注目を集めた熊野古道(伊勢路)を有する三重県熊野市。熊野商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【世界遺産を結ぶ旧街道の復活事業のための調査研究事業】を実施。

概要・活動内容

熊野古道を中心とした新しい町づくりの方向性を決めるために、地域資源の調査研究が行われた。調査にあたるため、行政、観光協会、商店会などで構成された「調査研究事業委員会」が設置され、オブザーバーとして商工会女性部5名も加わった。専門委員として、市の観光顧問である東京大学教授の堀繁氏と、同大学研究委員の堀温子氏を迎え、委員会会議を実施。また、堀繁氏による講演会「本町通りまちづくりの進め方」が開催され、商店街の景観整備をポイントに、景観デザインを専門とする同教授ならではの講義が行われた。

その他の活動

旧街道復活事業の参考例視察と商店街や女性部の意欲喚起を目的として、全国的に有名な商店街の視察調査を実施。輪島や豊後高田、彦根など、熊野が目指す古い歴史を持ったレトロ調の商店街が選ばれ、各商店と商店街の関係性やテーマづくりなどが視察され、今後の町づくりの参考にされた。また、市内の歴史家に依頼し、地域住民が郷土愛を育めるような地域の民俗、民話、産業に関わる調査が進められている。

担当者からの一言

「平成16年に古道8ヶ所、名勝4ヶ所が世界遺産に登録され、一躍脚光を浴びた熊野ですが、受け入れ態勢が万全ではないため、十分な経済効果が生み出せていないのが現状です。せっかくの好機を生かすため、石畳舗装が完成した市内中心商店街をメインに市、商工が一体となって、平成25年に完成予定の高速道路開通に合わせた観光まちづくりに取り組んでいます」(担当:池田一成さん)

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熊野商工会議所

〒519-4323三重県熊野市木本町171