映画「天国はまだ遠く」(平成20年11月より順次公開)の舞台となり注目を集め、日本三景・天橋立がある京都府宮津市。宮津商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【日本三景天橋立のまち宮津・魅て食べて癒しの観光プロジェクト】を実施。
概要・活動内容
天橋立の持つ集客力を利用し、地域のさらなる活性化を図るため、日本三景に次ぐ宮津の顔となる新しい特産品の開発が行われた。特産品には、京都が日本一の漁獲量を誇るサワラが選ばれ、地元の旅館や飲食関係者で組織された実行委員会が開発に携わった。脂ののったサワラを長い時間をかけて炒り、酒、醤油、京山椒などで味付けした「日本一(ぴんと)鰆花おぼろ」は、上品な風味が魅力で、ご飯や酒の肴にも最適な逸品だ。また、日本で一番大きいといわれている丹後とり貝とサワラを使った新料理の開発や、宮津で水揚げされ、添加物を使用しない魚の干物を「宮津ひもの」としてブランド化するなど、海の恵みをいかした企画が実施された。
その他の活動
宮津・天橋立の観光促進のため、平成20年に同市内で撮影された映画「天国はまだ遠く」のロケ地をめぐるモデルコースが考案された。主演の加藤ローサと徳井義実(チュートリアル)がスクリーンの中で歩いたように、山と海に囲まれた美しい景色の中でゆっくりと宮津の自然が体感できる。そば打ち体験や漁業体験も紹介されており、映画そのままのワンシーンを再現することも可能だ。また、PR用に作成された関連情報満載のマップ「宮津・天橋立 ロケ地マップ」は、同プロジェクト公式ホームページでダウンロードできる。
担当者からの一言
「地元の商工業者が一丸となって、新特産品の開発や、ロケ地巡りコースのPR、宮津ひもののブランド化など、限られた期間の中で様々な事業を展開してきました。宮津は、天橋立の印象が強いですが、それだけではないことがアピールできたのではないかと思います。今後は、これら事業について新しい角度からフォローしていき、全国に展開していくため、次のワンステップを踏み出したいですね」(担当:小牧孝三郎さん)
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宮津商工会議所
〒626-0041京都府宮津市字鶴賀2054-1